RADIOLOGY GLOSSARY
2 Gy等価線量(EQD2)(Equivalent dose in 2 Gy fractions)
IN ONE LINE
一言でいうと
ある分割照射の効果を、指定したα/βを用いるLQモデル上で一回2 Gyの分割照射へ換算した総線量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
異なる一回線量の照射を、2 Gyずつ照射した場合の線量に置き換えて比較します。
身近なイメージ
一回3 Gyを20回、α/β=3 Gyとした教材モデルです。 物理線量60 Gyが、この条件ではEQD2=72 Gyです。α/βや時間条件を変えれば結果も変わり、治療処方の提案ではありません。
そもそも2 Gy等価線量(EQD2)とは?
異なる一回線量の照射を、2 Gyずつ照射した場合の線量に置き換えて比較します。
BEDから2 Gy分割への換算。/α/βへの依存。/時間・修復・放射線質の条件。
定義・しくみ
ある分割照射の効果を、指定したα/βを用いるLQモデル上で一回2 Gyの分割照射へ換算した総線量です。物理的な線量を変えるものではなく、組織・終点とモデル条件を指定する比較指標です。
FORMULA
2は基準の一回線量2 Gyで、
単純式は完全修復と同じ放射線質などの仮定です。
具体例で確認
一回3 Gyを20回、α/β=3 Gyとした教材モデルです。
EQD2=nd(d+=20×3×=72 Gy
物理線量60 Gyが、この条件ではEQD2=72 Gyです。α/βや時間条件を変えれば結果も変わり、治療処方の提案ではありません。
専門的にもう一歩
完全修復などを仮定したBED=nd[1+d/(α/β)]を、1+2/(α/β)で割ります。同じ物理総線量でもα/βと一回線量でEQD2は変わります。総治療期間、再増殖、不完全修復や放射線質を無補正では含みません。高い一回線量や異なる照射法を比較するときのモデルの限界も考慮します。
臨床・測定での確認点
- α/βと対象組織・終点を明記します。
- 混合分割や再照射では線量体積と回復も評価します。
- 計算結果だけで臨床の等価性を断定しません。
覚えるポイント
- BEDから2 Gy分割への換算。
- α/βへの依存。
- 時間・修復・放射線質の条件。
間違えやすい点
- EQD2は実効線量Svではありません。
- 異なるα/βのEQD2を無条件で合算しません。
- 同じEQD2なら全臓器の危険が同じとは限りません。
一緒に確認したい用語
生物学的効果線量(BED)LQモデルα/β値