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専門用語解説
問題解説に出てくる用語を、できるだけやさしい言葉と例で整理しています。問題ページ下の関連用語からも直接移動できます。
放射線治療
電子平衡
光子が体に入ると二次電子が線量を作ります。その電子の出入りが釣り合うと、吸収線量を安定して考えやすくなります。
ビルドアップ領域
体表ですぐ最大線量になるのではなく、少し深いところで線量が高くなる部分です。
二次電子
光子が直接線量を置くというより、飛び出した電子が周囲へエネルギーを渡します。
標準計測法
誰が測っても同じ考え方で線量を評価できるようにした約束です。
イオン再結合補正
せっかく生じた電荷の一部が集められる前に打ち消し合うので、その分を補います。
極性効果
プラスとマイナスの向きを変えると、集まり方の違いで測定値が少し変わることがあります。
TPR20,10
深いところまでどれくらい届きやすいX線かを見る目安です。
PDD
深くなると線量がどう変わるかを、最大線量などを基準に割合で見るものです。
TMR
高エネルギーX線の線量は、表面ではなく少し深い最大線量深で最大になります。TMRは、その最大値を1(または100%)として、目的の深さの線量を比べるための指標です。
線質指標
放射線がどれくらい硬く、深く届きやすいかを見る目安です。
定位放射線手術(SRS)
頭の中の狙った場所へ、細い放射線の束を正確に集める治療です。『手術』という名前でも、メスで切除する治療ではありません。
定位体幹部放射線治療(SBRT)
肺や肝臓などの病変へ、周りの臓器を守りながら放射線を正確に集める治療です。呼吸で動く病変では、その動きも考える必要があります。
呼吸同期照射
呼吸で病変が動くとき、狙った位置に近い時間帯を選んで照射します。窓を狭くすると動きは減らせても、治療時間は長くなりがちです。
適応放射線治療(ART)
治療中に病変や体の形が変わったとき、その変化を見て照射計画を調整します。毎回の位置ずれを直すだけとは区別します。
内部標的体積(ITV)
照射すべき範囲が体の中で動くことを考え、その動く範囲も含めた体積です。患者全体のセットアップずれとは別に考えます。
計画リスク臓器体積(PRV)
守りたい臓器が少し動いたり位置がずれたりしても、高い線量を避けられるように余裕を考えた範囲です。臓器自体が大きくなる意味ではありません。
高線量率小線源治療
小さな放射線源を病変の中や近くへ運び、短い時間で照射します。線源を止める位置と時間を調整して線量分布を作ります。
遠隔後装填法
放射線源の通り道を先に置き、スタッフが退室してから機械で線源を送り込みます。終わると線源を遮蔽容器へ戻します。
低線量率小線源治療
近くに置いた線源で、時間をかけて線量を与えます。同じ総線量でも、短時間のHDRと生物学的な効果が同じとは限りません。
組織内照射
治療する組織の中へ線源の位置を作ります。線源の並び方と滞在時間によって、標的と周囲の線量が大きく変わります。
腔内照射
子宮や腟などの空間に器具を置き、その中へ線源を入れて周囲を照射します。器具の位置と周囲の臓器の位置が重要です。
永久挿入線源
小さな線源を体内へ残し、その減衰に伴って線量を与えます。物として残る期間と、放射能が有意に残る期間は違います。
全身照射
体全体へ治療の線量を届ける方法です。体の厚さや肺などの性質が違うため、大きな照射野だけで均一になるわけではありません。
全皮膚電子線照射
体の表面の皮膚へ広く電子線を当てます。腕や足で隠れる場所など、十分に当たらない部分もあるため位置と線量を確認します。
術中照射
手術で見える状態の治療対象へ直接照射します。周囲を避けやすい利点がありますが、手術と照射を一緒に安全管理する必要があります。
三次元原体照射
CTなどで標的の立体形を確認し、複数方向の照射野をその形へ合わせます。標的を囲むことと正常臓器の線量評価を両方行います。
対向二門照射
前と後ろなど、向かい合った二方向から照射し、体内で線量を重ねる方法です。
多門照射
いくつかの方向から少しずつ照射し、標的で線量が重なるようにする方法です。
呼吸追尾照射
呼吸で動く標的を追いかけながら照射位置を合わせます。息の決まった時だけ照射する方法とは違います。
照射野接合
隣り合う照射範囲のつなぎ目です。皮膚上でぴったりでも、体内では重なってしまう場合があります。
SSD法
線源と患者の表面との距離を基準に照射位置を合わせます。体内の回転中心までの距離とは別です。
SAD法
体内の中心点に照射方向が集まるよう合わせます。方向を変えても中心点を保つのが基本です。
コリメータ散乱係数
野の大きさで装置側から出る線量がどう変わるかを、基準の野と比べる量です。
ファントム散乱係数
体に似た測定物の中で、野の大きさによって散乱の寄与がどれだけ変わるかを示します。
組織ファントム比(TPR)
測定点までの距離を固定したまま、上にあるファントムの厚さを変えて線量を比べます。
等線量曲線
地図の等高線のように、同じ線量になる場所を線で結んで分布を見ます。
線量プロファイル
同じ深さでビームを横切り、中心から端まで線量がどう変わるかを調べます。
半影
ビームの端はくっきりゼロにはならず、少しずつ線量が落ちる幅があります。
平坦度
ビーム中心部の線量が、場所によってどれくらい凸凹しているかを数値で調べます。
対称性
ビーム中心から同じ距離の左と右で、線量がどれくらいそろっているかを調べます。
2 Gy等価線量(EQD2)
異なる一回線量の照射を、2 Gyずつ照射した場合の線量に置き換えて比較します。
過分割照射
一回を小さくして回数を増やす照射法で、治療期間を短くすることだけが目的ではありません。
寡分割照射
1回を大きくして照射回数を減らす方法で、単に治療を省略することではありません。
加速分割照射
回数だけでなく、治療全体を終えるまでの日数を短くする方法です。
腫瘍制御確率(TCP)
狙った腫瘍を抑えられる見込みを、条件と評価時点を決めて表します。
正常組織障害確率(NTCP)
健康な組織に特定の障害が起こる見込みを、臓器と期間を決めて評価します。
ガンマ解析
線量の違いと場所のずれを合わせて評価し、どの点が決めた基準内か調べます。
エンドツーエンド試験
治療の最初から最後までをファントム等で通し、工程をつないだときの正しさを確かめます。
Winston-Lutz試験
小さな球とビームの中心が、装置を回してもどれくらい一致するかを調べます。
リーフ位置精度
ビームを形作る板が、予定どおりの場所に止まり、予定どおりに動くかを確かめます。
実験系
放射線管理・防護
画像工学
CT
CT値
CT画像で組織の濃さを数字にしたものです。
ビームハードニング
柔らかいX線が先に吸収され、残ったX線が硬くなることです。
CTDIvol
CTでどれくらい強い条件で撮ったかを見る目安です。
DLP
CTの強さに、どれだけ長い範囲を撮ったかを加えた目安です。
ウィンドウ幅・ウィンドウレベル
骨を見やすくするか、肺を見やすくするかで明るさとコントラストを変えます。
フィルタ補正逆投影法(FBP)
いろいろな方向から測った影に補正を加え、元の方向へ重ね戻して断面画像を作る方法です。単純に重ねるだけのぼけを抑えます。
MDCT
検出器を体の長さ方向へ並べることで、薄い断面の情報をまとめて測れるCTです。列数だけで全性能は決まりません。
デュアルエナジーCT
エネルギーの違うX線で同じ場所を調べ、写り方の違いから物質を見分ける方法です。一枚のCT値だけでは区別しにくい物質にも使います。
リングアーチファクト
検出器の一部の測定ずれが、装置の回転によって円形の模様として画像へ現れる現象です。患者の体内構造とは限りません。
CT自動露出機構
体の厚さや部位に合わせてX線の出し方を変える機能です。自動機能を使っても、撮影目的に合う設定と位置合わせが必要です。
スライス感度プロファイル
一枚の断面が厚さ方向のどの範囲の情報を拾うかを表した曲線です。設定した厚さと実測の応答は区別します。
スキャン時間
CTが撮影データを集めるのにかかる時間です。一回転の時間と胸腹部全体を撮る時間、検査室で過ごす時間は別です。
SSDE
標準ファントムで示されたCTの出力指標を、患者の大きさを考慮した線量の目安へ直す方法です。患者ごとのすべての臓器線量ではありません。
投影データ
さまざまな方向から体を通ったX線を測った情報です。それらを計算で組み合わせて断面の画像を作ります。
サイノグラム
多方向から測った投影を並べた地図です。体の断面を直接描いた画像ではなく、再構成へ渡す情報を見渡すための表現です。
逆投影
測った値を、X線が通った方向へ塗り戻して重ねる計算です。どの場所が減弱したかは、一方向だけでは決まりません。
ファンビーム
扇を開いたような形のX線です。同じ角度でも各検出器へ向かう線は平行ではなく、向きが少しずつ異なります。
コーンビームアーチファクト
厚み方向へも広がるX線を、薄い一枚の断面を測ったように扱うと誤差が出ます。三次元の幾何に合う計算が必要です。
スリップリング
回転する部分へ、線を巻き続けずに電気を届ける仕組みです。寝台を動かしながら連続回転するCTを可能にする要素です。
検出器列
X線を受ける部分が体の長さ方向に何列あるかです。列の幅や使い方によって、一回で測る範囲が変わります。
z軸フィルタ
体の長さ方向に並ぶ測定情報を、重みを付けて組み合わせます。どの範囲の情報を使うかで厚さ方向のぼけや雑音が変わります。
スライス厚
一枚の断面画像にまとめる厚みです。薄くすると小さな構造を分けやすくなりますが、ノイズも増えやすくなります。
再構成間隔
断面画像を何mmごとに作るかという設定です。一枚の厚みが同じでも、画像を細かい間隔で並べられます。
オーバーレンジング
端の断面を作る材料を集めるため、欲しい画像の範囲より少し先までX線を当てることです。
オーバービーミング
検出器が使う幅より、実際のX線の帯が少し広くなることです。画像範囲の両端を余分に撮る現象とは別です。
CTDI100
CTの一回転で生じる線量の広がりを100 mm分まとめ、取得幅で割った標準的な測定値です。
CTDIw
ファントムの真ん中と外側で測り、外側をやや重くしてまとめた値です。患者の大きさは直接反映しません。
CTDIファントム
CTの出力を同じ物差しで比べるための樹脂の円柱です。小さい円柱と大きい円柱では測定値が変わります。
水等価径
体の大きさを、同じくらいX線を弱める水の円柱なら何cmになるかで表します。肺の空気も反映できます。
造影CT
造影剤を使い、通常のCTだけでは分かりにくい血管や組織の違いを見やすくします。
ボーラストラッキング
血管に造影剤が届く様子を見ながら、撮影開始のタイミングを決めます。
テストボーラス法
少量を先に流して届く時間を調べ、その結果を本番の撮影タイミングに生かします。
CT血管造影
造影剤の入った血管をCTで撮り、断面や三次元画像で形を調べる検査です。
心電図同期CT
心臓の動きのタイミングに合わせてCTを撮り、動きによるぼけを減らします。
前向き心電図トリガ
心臓の動きが少ないと予測される瞬間を狙い、必要な時間だけ撮影します。
後向き心電図同期
心拍と一緒に撮影データを記録しておき、あとから見たい心臓の時相を選びます。
CT灌流画像
造影剤の流れを時間を追って撮り、組織へ血液が届く状態を地図にします。
仮想単色X線画像
通常の幅広いX線の情報を使い、あるエネルギーだけで見たような画像を計算します。
仮想非造影画像
造影CTからヨードの見え方を計算で減らし、単純CTに近い画像を作ります。
ヨードマップ
造影剤のヨードがどこにどれくらいあるかを、計算で分けて示した地図です。
金属アーチファクト低減
金属の周囲に出る筋や影を減らして、近くの組織を見やすくする工夫です。
フォトンカウンティングCT
X線をまとめて積算する代わりに、光子ごとの信号を数えてエネルギー別に扱います。
デュアルソースCT
2組のX線管と検出器を使い、撮影目的に応じて時間やエネルギーの情報を集めます。
モーションアーチファクト
撮影途中で位置が変わり、集めた情報が合わなくなって画像にズレや影が出ます。
ストリークアーチファクト
画像を横切る筋のような影で、金属だけでなく複数の原因から生じます。
放射線写真学
MRI
T1強調画像
脂肪が明るく、水は暗くなりやすい基本画像です。
T2強調画像
水分の多い部分が明るく見えやすい画像です。
TR
同じRFパルスを繰り返すときの、次の撮影合図までの待ち時間です。
TE
信号を聞きに行くまでの待ち時間です。
拡散強調画像
水の動きが制限されている場所を見つけやすい画像です。
ADC
水がどれくらい自由に動けるかを表す数字です。
k空間
MRI画像を作る前の信号を、細かさの情報ごとに並べる場所です。そこにある一点が、画像の同じ位置の一点を表すわけではありません。
ラーモア周波数
磁場の中で核の磁気的な向きが回る速さです。同じ核種なら磁場が強いほど周波数が高くなり、RFの設定にも関係します。
T1緩和時間
磁場に沿った磁化が元へ戻る速さを表す時間です。T1が短いほど回復は速くなりますが、T1の時間で完全に戻るわけではありません。
T2緩和時間
横向きの磁化がそろいを失って弱くなる速さを表します。T2が短いほど信号は速く減り、T2後には元の約37%になります。
RFコイル
MRIで磁化を動かす送信用、または体からの信号を拾う受信用の装置です。同じコイルが両方の役割を持つ場合もあります。
フリップ角
RFパルスで磁化をどれくらい傾けるかを示す角度です。90°なら、理想的には縦方向の磁化を横方向へ倒します。
位相エンコード
磁場の勾配を短く加え、場所によって回転の進み具合を変える方法です。位相の違いを使って画像の位置を区別します。
周波数エンコード
読み出し中に場所ごとで信号の周波数を変え、その違いから位置を見分けます。基本撮影では読み出し方向の情報を与えます。
プロトン密度
画像の小さな体積に、信号を出せる水素核がどれだけあるかです。多いほど信号が強くなる傾向はありますが、画像の明るさだけでは決まりません。
縦磁化
主磁場と同じ軸方向に向く磁化です。RFで倒した後に元の状態へ戻り、その回復の速さがT1と関係します。
横磁化
主磁場に直角な面内へ倒された磁化です。個々のスピンの向きがばらばらになると、合計の横磁化は小さくなります。
核スピン
原子核の量子力学的な性質です。小さな球が普通の意味で回転しているという説明は模型であり、実体をそのまま表していません。
自由誘導減衰
RFで励起した直後から聞こえる、だんだん小さくなる信号です。横磁化の向きがばらけるにつれて、合計の信号も弱くなります。
T2*緩和時間
スピン同士の作用に加えて、場所ごとの磁場の違いでも信号がばらけます。その両方を含めた減衰の時間です。
反転時間(TI)
磁化を反転させてから、次に信号を作るまでどれだけ待つかです。待ち時間によって組織の磁化がゼロになるタイミングを選べます。
反転回復法
磁化を逆向きにしてから待ち、その戻り方を利用します。特定の成分がゼロになる時刻で読むと、その信号を抑えられます。
スピンエコー形成
少しずつずれたスピンの位相へ折り返しの操作を行い、再びそろう瞬間の信号を受け取ります。
傾斜磁場
場所によって磁場の強さに少し差をつけ、信号がどの位置から来たかを識別する仕組みです。
スライス選択傾斜磁場
選びたい断面だけがRFの周波数範囲へ入るよう、位置ごとに共鳴周波数を変えます。
読み出し帯域幅
受信する周波数の幅です。広げると位置ずれを減らせる場合がありますが、ノイズも入りやすくなります。
エコートレイン長
一度の励起で何回のエコーを集めるかという数です。まとめて集めるほど撮像を速くできます。
パラレルイメージング
場所ごとに得意な受信コイルの情報を組み合わせ、通常より少ない測定から画像を作ります。
圧縮センシングMRI
画像の規則性を利用して測定数を減らします。測っていない部分を無条件に正しく補える方法ではありません。
脂肪抑制
明るい脂肪の信号を抑え、その中の変化を見やすくします。どの方法でも同じ仕組みではありません。
Dixon法
撮影時刻によって変わる水と脂肪の足し合い・打ち消しを使い、二つを分けます。
CHESS法
脂肪だけに狙いを定めたRFパルスを当て、撮影に入る前に脂肪の信号を弱めます。
TOF法
新しく流れ込む血液の強い信号を使い、周囲の組織より血管を明るく見せます。
位相コントラスト法
血液が動くと生じる位相のずれから、流れる方向や速さを調べます。
MRCP
胆汁や膵液が明るく映る性質を使い、胆管・膵管の形やつながりを調べます。
MRS
画像の形だけでなく、周波数ごとのピークから組織に含まれる成分の情報を調べます。
fMRI(BOLD)
脳の活動に伴って変わる血液の酸素化を手がかりに、活動に関連した領域を調べます。
拡散テンソル画像
水がどの方向へ動きやすいかを何方向も測り、組織の方向性を調べます。
異方性比率(FA)
水の動きが全方向に同じか、特定の方向へ偏るかを数値で示します。
b値
水の動きによって信号が失われる効果を、どれくらい強く測る設定かを示します。
磁化移動効果
直接見えにくい成分への刺激が、水の信号の変化として伝わる現象です。
磁場均一性
撮る範囲の磁場が場所によってどれくらい違うかを示す性質です。
シミング
磁場の凸凹を補助磁場などでならし、撮る場所の共鳴条件をそろえます。
勾配磁場スルーレート
位置を区別する磁場を、どれくらい速く立ち上げたり切り替えたりできるかです。
末梢神経刺激
磁場を素早く切り替えることで、神経が刺激されて体がぴくつくことがあります。
MR安全表示分類
どのMRI環境でも使えるか、条件付きか、危険かを物品ごとに確認する表示です。
核医学
放射線生物学
確定的影響
ある量を超えると起こりやすくなり、多いほど症状が重くなる影響です。
しきい線量
この量を超えると影響が出始める、という境目のような値です。
確率的影響
くじを引く回数が増えるほど当たる可能性が上がるような考え方です。
DNA二本鎖切断
二本でつながるDNAが、両側とも切れる損傷です。一本だけの切断より修復が難しいことがありますが、一つ起これば必ず死ぬわけではありません。
DNA一本鎖切断
DNAの二本の鎖の片方だけが切れる損傷です。修復できる場合が多くても、放置してよい損傷という意味ではありません。
水の放射線分解
放射線が水に作用すると、反応しやすい粒子が生まれます。それらがDNAなどへ作用することで間接的な損傷が起こり得ます。
フリーラジカル
電子の対がそろっていない化学種です。水から生まれる•OHなどは反応しやすいですが、すべてのラジカルが同じ性質ではありません。
アポトーシス
細胞が決まった仕組みで自分を片付けるタイプの細胞死です。照射後に起こる場合がありますが、起こりやすさは細胞によって違います。
分裂死
照射された細胞がすぐ消えなくても、分裂の段階でうまく増えられなくなることがあります。そのような遅れて現れる反応を考えます。
クローン形成能
一つの細胞が子孫を増やし続け、細胞の集まりを作れるかどうかです。照射直後に動いているか、膜が保たれるかだけでは分かりません。
低酸素細胞
酸素が少ない場所にいる細胞です。死んでいるとは限らず、照射後に生き残ると再び増えることがあるため治療で重要です。
ヒドロキシルラジカル
水から生じる、非常に反応しやすい短命の化学種です。水酸化物イオンOH⁻とは、電荷も電子の状態も違います。
活性酸素種
酸素が関わる反応しやすい物質の仲間です。細胞の信号にも働きますが、生成と除去の釣合いが崩れると損傷へ関わります。
DNA塩基損傷
DNAの文字にあたる塩基が化学的に傷つくことです。修復される場合もあり、傷が一つできたら必ず変異になるわけではありません。
染色体異常
DNAをまとめた染色体の数やつながり方が変わることです。異常の種類と測り方を分け、見つかっただけで原因を断定しません。
二動原体染色体
通常一つの動原体領域が二つある染色体です。切れた別々の染色体が誤ってつながった形を、細胞で調べます。
環状染色体
切れた染色体の端がつながり、輪のような形になったものです。輪があるだけで、全て同じ形成機序や意味とは限りません。
小核
細胞分裂で取り残された染色体の材料が、主な核とは別の小さな核になります。切断だけでなく染色体の分配異常でも生じます。
相同組換え修復
傷のない似た配列を見本にして、切れたDNAを直す方法です。いつでも同じ見本が使えるわけではなく、細胞周期とも関係します。
非相同末端結合
切れたDNAの端を見つけ、必要な処理をしてつなぐ修復です。別の長いコピーを参照する方法とは違います。
塩基除去修復
傷ついた文字のような塩基を取り除き、その場所を書き直してDNAをつなぎ直す修復です。
細胞周期チェックポイント
細胞が次の段階へ進む前の確認機構です。問題があれば進行を待たせ、修復などの対応につなげます。
p53
損傷を受けた細胞で、進行を待たせるか死へ向かわせるかなどの応答を調節するタンパク質です。
ATM
DNAの損傷に対して、ほかのタンパク質へ対応開始の信号を伝える役割を持ちます。
再酸素化
最初は酸素が少なく放射線に抵抗した細胞にも、次の照射までに酸素が届く場合があります。
再分布
照射で残った細胞も時間とともに周期の段階が変わり、次の照射で受ける影響が変わります。
再増殖
残った細胞が増えることです。正常組織の回復にも、腫瘍が再び増えることにも関係します。
内因性放射線感受性
同じ条件で放射線を当てても、細胞自身の性質によって生き残りやすさが違います。
潜在的致死損傷回復
照射後に細胞を置く条件によって、同じ照射でも生き残って増殖できる割合が変わる現象です。
線量率効果
同じ線量でも、一気に受けるか時間をかけるかで細胞への影響が変わります。
早期反応組織
細胞の入れ替わりが速く、照射の影響が比較的早く表に出やすい組織です。
晩期反応組織
照射が終わってしばらくしてから、機能低下や線維化などの影響が現れやすい組織です。
急性放射線症候群
身体の広い範囲に短時間で大量の放射線を受け、複数の臓器に重い障害が起こる状態です。
骨髄症候群
血液の細胞を作る骨髄が障害され、感染を防ぐ力や出血を止める力が低下します。
消化管症候群
腸の粘膜を作り直す細胞が傷つき、腸の壁の機能が失われる重い急性障害です。
神経血管症候群
非常に大きな急性全身被ばくで、意識や循環の重い障害が速く進む状態です。
放射線白内障
目の水晶体が放射線の影響で濁る障害で、被ばく直後には見えない場合もあります。
放射線発がん
放射線による変化が、時間を経てがんになる可能性へ関わることです。
バイスタンダー効果
照射された細胞の影響が、直接照射されていない細胞へ伝わることがあります。
ゲノム不安定性
最初の細胞だけでなく、その後の世代でも遺伝情報が変化しやすくなる状態です。
放射線増感剤
放射線への反応を強める物質で、腫瘍だけに効くとは限りません。
放射線防護剤
組織の放射線への反応を薬で弱める方法で、遮蔽や線量管理の代わりにはなりません。
線量効果関係
線量が変わると何がどれくらい変化するかを、測る効果を決めて比較します。
放射線計測・線量評価
カーマ
光子が物質に当たり、二次電子へエネルギーを渡す入口の量です。実際に物質へ吸収された量である吸収線量とは区別します。
照射線量
空気中でどれくらい電離が起きたかを見る古典的な線量の量です。現在の臨床では吸収線量や空気カーマの理解と合わせて整理します。
線量率
同じ線量でも、短時間で受けるのか長時間で受けるのかを表す量です。
半価層
半価層が厚いほど、透過力が高い線質だと考えます。
実効エネルギー
いろいろなエネルギーが混ざったX線を、代表値として一つのエネルギーで表したものです。
W値
放射線が気体に与えたエネルギーから、どれくらいの電離が起きるかを結びつける値です。
GM計数管
放射線が来た回数を数えるのに向いた検出器です。線量の精密測定より、汚染の有無確認でよく使います。
シンチレーション検出器
放射線を一度光に変え、その光の強さや数を測ります。
TLD
放射線の情報をいったん材料にためておき、あとで温めて光として読み出します。
OSL線量計
放射線の情報をためた素子に光を当て、出てくる光から線量を調べます。
ガラス線量計
放射線を受けた記録をガラスの中に残し、後で光らせて確認します。
放射線生物・防護
放射線安全・医療安全
サーベイメータ
放射線があるか、どのくらい強いかを現場で確認する道具です。
管理区域
放射線を扱うため、誰が入り、どう作業するかをきちんと管理する場所です。
職業被ばく
放射線を扱う仕事の中で、スタッフが受ける被ばくです。
医療被ばく
検査や治療のために患者さんが受ける放射線です。
公衆被ばく
その場面の被ばくが仕事や診療によるものかで区別します。放射線業務従事者や患者も、別の場面では公衆として被ばくし得ます。
線量限度
スタッフや一般の人を守るために決められた被ばくの上限です。
DRL
検査の線量が高すぎないか見直すための参考値です。
患者確認
名前や生年月日など複数の情報で、本人と検査内容が合っているか確認します。
インシデント
ヒヤリとした、またはハッとした出来事を共有して再発を防ぎます。
フェイルセーフ
何かがうまくいかない時に、危険ではなく安全な状態へ止まる仕組みです。
フールプルーフ
人が間違えそうな操作を、最初から起こりにくくする仕組みです。
スイスチーズモデル
一つのミスだけでなく、いくつもの確認漏れが重なった時に事故になります。
X線撮影・装置
FPD
フィルムの代わりに、X線を電気信号へ変換して画像にします。
CR
X線の情報をプレートに一度ためて、あとで読み取り装置でデジタル画像にします。
AEC
必要な画像濃度や信号量になったところで、X線照射を自動で終える機能です。
フォトタイマ
画像に必要な量のX線が届いたかを見て、照射を止めるタイミングを決めます。
焦点サイズ
焦点が小さいほど細かい部分をぼけにくく写せますが、熱容量には不利になります。
ヒール効果
陽極内部でX線が吸収されるため、X線の出方に左右差ができます。
SID
X線を出す場所から検出器までの距離です。画像の拡大や線量に影響します。
拡大率
被写体が検出器から離れるほど、影は大きく写ります。
散乱線
まっすぐ来るはずのX線が、体の中で曲がったり広がったりしたものです。
画像工学・画質評価
コントラスト分解能
似た明るさのものを区別できる力です。
空間分解能
細かいものをどこまでくっきり見分けられるかを表します。
ナイキスト周波数
デジタル画像で、細かさを正しく記録できる限界です。
エイリアシング
細かすぎる模様を正しく読み取れず、偽物の模様として見えてしまうことです。
SNR
見たい信号が、ばらつきに比べてどれだけ大きいかを表します。大きいほど信号を見分けやすい条件ですが、計算方法の確認が必要です。
CNR
病変と背景の違いが、画像のばらつきよりどれだけ大きいかを表します。信号の高さだけでなく、背景との差を見ます。
ROC解析
陽性とする基準を厳しくしたり緩くしたりして、見つける割合と誤って陽性にする割合がどう変わるかを調べます。
AUC
ROC曲線の下の広さです。通常は大きいほど二つの群を区別しやすいことを示しますが、実際に使う判定基準は別に選びます。
NEQ
画像の信号と雑音の性能を、理想的な検出器なら何個の光子に相当するかに置き換えた指標です。
フーリエ変換
複雑な画像や波形を、細かさの違う波の組合せとして見直す操作です。どの周波数が多いかを調べられます。
標本化
連続した画像や波形を、決まった間隔で拾うことです。拾う間隔が粗いと、細かな変化を別の変化として記録することがあります。
量子化
測った値を、決められた段階のいずれかへ丸めることです。段階が粗いと、本来の小さな値の違いが同じ値になります。
画素
画像を小さく区切った一つ一つの要素です。画素値は明るさやCT値などの情報を表し、表示の明るさそのものとは限りません。
ボクセル
三次元画像の小さな箱に相当する要素です。一つの箱に複数の組織が混ざると、値にもその影響が現れます。
FOV
画像で扱う範囲の広さです。同じ画素数なら、広い範囲を写すほど一画素が担当する距離も大きくなります。
画像マトリクス
画像が縦に何個、横に何個の画素で作られているかです。同じ範囲なら数を増やすと画素は細かくなります。
ビット深度
一画素の数値を何ビットで表すかです。ビットが多いと多くの段階を扱えますが、実際に見える階調や雑音とは別です。
階調
白から黒までの明るさの段階です。保存している値が多くても、その全部を同時に見分けられるとは限りません。
ダイナミックレンジ
弱い信号から強い信号まで、どの広さを扱えるかです。段階の細かさを表すビット数だけとは同じではありません。
ヒストグラム
同じくらいの値の画素が何個あるかを数える図です。画像の明暗分布は分かりますが、物体の形は分かりません。
点広がり関数
小さな一点が画像ではどんな形にぼけるかを表します。広がりが大きいほど細部を分けにくくなります。
線広がり関数
細い一本の線が、画像では横方向へどれだけ太く広がるかを調べるものです。
エッジ広がり関数
急な白黒の境目が画像でどれだけなだらかになるかを調べます。境目の広がりがぼけを表します。
畳み込み
周囲の画素を決めた重みで混ぜ、出力の各画素を作る計算です。重みの並び方でぼけや強調が変わります。
相関
二つのデータが似た形で変わるか、どこまでずらすとよく重なるかを調べます。理由までは分かりません。
高域通過フィルタ
ゆっくり変わる明るさを減らし、急な境目や細かな変化を目立たせる処理です。
低域通過フィルタ
近くの画素を混ぜ、細かなざらつきを滑らかにします。同時に小さな構造もぼけることがあります。
周波数強調処理
画像の境目や細かな構造を目立たせる処理です。強くしすぎるとノイズや不自然な縁も目立ちます。
平滑化処理
周囲の画素を参考にザラつきを減らす処理で、強くすると細部までぼけます。
アンシャープマスク
ぼかした画像との差を使い、元の画像の輪郭を目立たせる処理です。
ラプラシアンフィルタ
明るさの曲がり方を計算し、輪郭の周辺を強く反応させる処理です。
メディアンフィルタ
周囲の値を小さい順に並べ、真ん中の値に置き換えて極端な点を減らす処理です。
鮮鋭度
輪郭がなまらず、くっきり見える度合いです。画像処理でも見かけが変わります。
観察者実験
画像を見て対象を発見できるかを、条件をそろえた実験で比べる方法です。
量子モトル
届くX線の数が場所ごとに偶然ばらついて生じる画像のザラつきです。
構造モトル
X線の数の偶然の違いではなく、検出材料のつくりのむらから出るザラつきです。
電子ノイズ
光子の数のばらつきに加え、信号を読み取る回路自体からもザラつきが生じます。
感度
病気がある人を、検査でどれだけ陽性として見つけられるかを表します。
特異度
病気がない人を、検査でどれだけ陰性として判定できるかを表します。
陽性的中率
陽性と判定された人の中で、実際に病気がある人がどれくらいかを示します。
陰性的中率
陰性と判定された人の中で、実際に病気がない人がどれくらいかを示します。
カッパ係数
単なる一致率から、たまたま一致する分を差し引いて判定のそろい方を調べます。
LCDの輝度特性
同じ画像の数字が、画面上でどれくらい明るく見えるかという表示装置の性質です。
DICOM GSDF
暗い所と明るい所での人の見分けやすさを考え、画面の階調をそろえます。
CT検査技術
MRI検査技術
SE法
一度乱れた磁化を180度パルスでそろえ直して信号を取り出す基本的な撮像法です。
GRE法
180度パルスを使わず、傾斜磁場を利用して信号を取り出す方法です。
FSE法
一度の準備で複数回データを取ることで、通常のSE法より速く撮る方法です。
EPI
非常に速く画像を作れる撮像法で、拡散強調画像などに使われます。
FLAIR
水の信号を消して、脳室周囲などの病変を見やすくする撮像です。
STIR
脂肪の明るさを消して、浮腫や炎症を見やすくします。
SAR
MRIの電波によって体にどれくらい熱が入りやすいかを示す安全指標です。
ケミカルシフトアーチファクト
水と脂肪が少し違う周波数で信号を出すため、境界がずれて見える現象です。
磁化率アーチファクト
空気、骨、金属などの近くで磁場が乱れ、画像がゆがんだり黒く抜けたりします。
フローボイド
動いている血液が撮像の途中で位置を変えるため、信号がうまく戻らず黒く見えます。
MRA
造影剤を使う方法も使わない方法もあり、血管の走行や狭窄を見ます。
ガドリニウム造影剤
病変や血管を見やすくするために、MRIで使う造影剤です。
NSF
腎臓の働きが弱い人では、MRI造影剤の使用に特に注意が必要です。
クエンチ
MRIの磁石を冷やしているヘリウムが一気に気体になり、酸欠などの危険が生じる状態です。
核医学診療技術
ガンマカメラ
放射性医薬品から出るガンマ線を外からとらえて、臓器の働きを画像にします。
フォトピーク
放射線のエネルギーをきちんと受け取れた信号が集まる山です。
エネルギーウィンドウ
目的のエネルギーに近い信号だけを画像に使うための範囲指定です。
減弱補正
光子が体を通る間に弱まる影響を補います。SPECTは放出点から検出器まで、PETは同時計数される両光子の経路を考えます。
散乱補正
まっすぐ届いた信号ではない成分を減らして、画像を見やすくします。
99mTc
半減期が約6時間で、画像に使いやすいガンマ線を出すため、多くの検査で使われます。
18F-FDG
糖を多く使う細胞に集まりやすく、腫瘍や炎症、脳・心筋代謝の評価に使います。
骨シンチグラフィ
骨が修復や反応をしている場所に薬が集まり、病変の広がりを見ます。
心筋血流SPECT
心臓の筋肉に血液が十分届いているかを、放射性医薬品の集まり方で見ます。
ドーズキャリブレータ
患者さんに投与する放射性医薬品の量が適切か確認する測定器です。
放射線治療技術
リニアック
がん治療に使う高エネルギー放射線を作る装置です。
MLC
腫瘍の形に合わせて放射線の当たる範囲を細かく調整する部品です。
IMRT
放射線の強さに濃淡をつけて、病変にしっかり当て、周囲の正常組織を守る方法です。
VMAT
装置が回りながら、放射線の形と強さを変えて照射します。
IGRT
治療直前や治療中に画像で位置を確認し、ずれを直して照射します。
CBCT
放射線治療では、治療台上で患者の骨や臓器の位置を立体的に確認し、照射位置のずれを補正するために使います。
GTV
実際に見えている、または確認できる腫瘍そのものの範囲です。
CTV
見えている腫瘍の周りに、見えない広がりの可能性も含めた範囲です。
PTV
治療時の少しのずれを考えて、確実に当てるために広げた範囲です。
OAR
腫瘍の近くにある、守るべき臓器です。
DVH
腫瘍や正常臓器に、線量がどれくらい分布しているかをグラフで見ます。
ボーラス
放射線の最大線量の位置を浅くして、皮膚近くの病変に線量を届きやすくします。
ウェッジ
放射線の強さに斜めの濃淡をつける道具です。
アイソセンタ
装置が回転しても照射の中心として保たれる基準点です。
QA
装置や治療が予定どおり正しく行われているかを、日常的に確認する仕組みです。
医療画像情報学
DICOM
CTやMRIなどの画像を、装置やシステム間でやり取りするための共通ルールです。
PACS
病院内の画像をまとめて保管し、必要な端末で見られるようにする仕組みです。
HIS
病院の診療情報をまとめて管理する中心的なシステムです。
RIS
放射線検査の予定や実施状況を管理する部門用システムです。
可逆圧縮
ファイルサイズを小さくしても、戻したときに画質情報が失われません。
非可逆圧縮
ファイルサイズは小さくしやすいですが、画像情報の一部は失われます。
HL7
病院内のシステム同士が、文字情報をやり取りするための共通ルールです。
匿名化
名前やIDだけでなく、画像内の文字、日付、顔など再識別の手掛かりも点検します。名前を番号へ置き換えるだけの仮名化とは区別します。
VPN
離れた端末や拠点を論理的に結びます。医療の遠隔接続では、暗号化と相手認証を備えた方式を選び、端末の安全対策も組み合わせます。
放射線物理・計測・検出器
電子
電子は負の電気を持つ粒子です。高速で物質に入ると、その進路に沿って電離や励起を起こします。
陽電子
電子の相手にあたる、正の電気を持つ粒子です。電子と対消滅すると、エネルギーが光子として放出されます。
光子
光子は電磁波のエネルギーを粒として扱ったものです。一粒のエネルギーは、その電磁波の周波数で決まります。
原子番号
原子番号は原子核の陽子の数です。同じ原子番号なら同じ元素で、中性子の数が違っても元素名は変わりません。
質量数
質量数は核の中の陽子と中性子を足した数です。炭素14の14は、核子が合計14個あることを表します。
同位体
同じ元素の仲間で、核に入っている中性子の数が違うものです。安定な同位体も放射性の同位体もあります。
電子対生成
十分に高いエネルギーの光子から、電子と陽電子が一つずつ生まれる現象です。作るための最低エネルギーがあります。
レイリー散乱
光子の進む向きは変わりますが、エネルギーはほとんど変わりません。電子を弾き出すコンプトン散乱とは違います。
オージェ電子
内側の電子の穴を埋めたエネルギーが光子にならず、別の電子を外へ押し出す形で放出されます。
核結合エネルギー
核をばらばらの陽子と中性子に戻すために必要なエネルギーです。核ができると、その分だけ質量は小さくなります。
質量欠損
陽子と中性子をばらばらにした場合より、結びついた原子核の質量は小さくなります。この差が結合のエネルギーを表します。
同重体
陽子と中性子を合わせた数は同じでも、その内訳が違う原子核同士です。元素は異なります。
同中性子体
中性子の数は同じでも、陽子の数が違う原子核同士です。陽子が増える分だけ核子の合計も変わります。
核異性体
陽子と中性子の数は同じまま、原子核が高いエネルギー状態にしばらく留まっているものです。
原子核
原子の中心にある重い部分です。正電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子が主な構成要素です。
電子殻
原子の電子は決まったエネルギー状態に入ります。その状態を大まかにまとめたものが電子殻です。
電離
原子から電子が飛び出すと、正のイオンと電子ができます。放射線が物質へエネルギーを渡す大切な過程です。
励起
エネルギーをもらって、いつもより高い状態になることです。原子の電子が外へ飛び出さずに高い状態へ移る場合もあります。
弾性散乱
衝突相手を励起せずに、運動の向きや分担が変わる散乱です。軽い相手へぶつかると、入射粒子のエネルギーは減り得ます。
非弾性散乱
粒子がぶつかって相手を高い状態にし、その分だけ運動のエネルギーが減る散乱です。エネルギーが消えるわけではありません。
対消滅
陽電子が電子と出会うと、二つの粒子のエネルギーが光となって放出されます。PETはこの光を利用します。
核反応断面積
原子核が粒子を受けて反応する確率を、仮想的な的の面積で表したものです。大きさは条件で変わります。
熱中性子
物質内で何度も衝突して遅くなり、周囲の温度に応じた速さを持つ中性子です。止まっているわけではありません。
高速中性子
熱平衡になる前の、速い中性子です。水素などとの衝突でエネルギーを失い、反跳粒子を生じます。
中性子捕獲
中性子が核に取り込まれる反応です。取り込んだ核が余分なエネルギーを光として出す場合があります。
光核反応
強いエネルギーの光が核へ入り、核から粒子を飛び出させる反応です。核と電子を分けて考えます。
放射化
照射によって物質の中に放射性の原子核が新たにできることです。照射を止めても放射線が残る場合があります。
エネルギーフルエンス
ある場所を通る粒子の数だけでなく、それらの持つエネルギーを合計して面積当たりに表します。
衝突カーマ
光子から電子へ渡ったエネルギーのうち、制動放射として出る分を除いた部分を質量当たりで表します。
質量エネルギー転移係数
光が電子などへどれだけエネルギーを渡すかを示す係数です。光が減る割合とは同じではありません。
Spencer-Attix空洞理論
測定用の小さな空気の部屋から飛び出す電子まで考え、空気の線量を水の線量へ換算する理論です。
制限質量衝突阻止能
遠くまで運ばれる二次電子の分を別扱いにして、局所に残るエネルギー損失を数える量です。
線質変換係数
校正時と測定時の放射線の質の違いに合わせ、線量計の換算係数を調整する値です。
ステム効果
線量を測る部分以外にも放射線が当たり、測定値に余計な影響が混ざる現象です。
漏れ電流
放射線を測る信号に紛れ込む、測定器自身の余分な電流です。
電位計
電離箱から届くごく小さな電気信号を、読み取れる数値へ変える装置です。
平行平板電離箱
薄い空気の層で測る電離箱で、深さ方向の変化が急な場所を調べやすい構造です。
ファーマ形電離箱
治療装置の線量を校正するときによく使う、指ぬきのような形の空気式線量計です。
フィルム線量計
放射線で色や濃さが変わる薄いシートを使い、平面の線量分布を調べます。
光電子増倍管
弱い光から生まれた電子を何段も増やし、測定できる電気信号にする装置です。
アバランシェフォトダイオード
光を電気に変えたあと、半導体の中で電子を増やして弱い光を読み取ります。
シリコン光電子増倍器
光に反応する小さなセルをたくさん並べ、反応したセルの数を電気信号として読みます。
不感時間
一つ数えた後に次を受け付けられない時間があり、来た事象の一部を数え損ないます。
計数効率
出た放射線のうち何割を数えられたかを、条件を決めて表す割合です。
ポアソン分布
同じ条件で数えても毎回個数が少し変わる、独立な事象のばらつきを表すモデルです。
計数率
一秒当たりに測定器が何個の事象を数えたかを表す量です。
バックグラウンド計数
調べたい線源がなくても数えられる分を、別に測って目的の信号から分けます。
測定不確かさ
測定値をどの程度の幅で受け止めるべきかを、根拠に基づいて評価する量です。
計量トレーサビリティ
測定値がどの基準につながるかを、校正の道筋と不確かさで説明できることです。
Fano因子
同じエネルギーからできる電子・正孔などの数が、どの程度ばらつくかを表します。
X線装置・撮影技術
X線管
電子を勢いよく金属へぶつけ、そのエネルギーの一部をX線に変えます。電子を出す陰極と、受け止める陽極があります。
陽極
陽極は電子がぶつかる側です。X線を作ると同時に大量の熱を受けるため、材質と冷却の仕組みが大切です。
陰極
陰極は電子を出す側です。フィラメントを熱して電子を放出し、集束カップで陽極上の焦点へ向かわせます。
管負荷
撮影のたびに管球へどれだけ熱の負担がかかるかという考え方です。一回の撮影と、連続撮影の蓄積を分けて見ます。
インバータ式X線装置
電源を高速で切り替える回路で、X線管に必要な高電圧を作ります。高い周波数を使うと変圧器を小さくしやすくなります。
イメージインテンシファイア
大きなX線像を小さく明るい光の像に変えます。入力蛍光面、光電面、電子光学系、出力蛍光面が順に働きます。
トモシンセシス
少しずつ角度を変えてX線写真を撮り、重なった組織を深さごとの画像へ分けて見やすくします。
マンモグラフィ
乳房を薄く均一にしてX線で撮影する検査です。乳房の組織や小さな石灰化が見えるよう、専用の装置と条件を使います。
DXA
エネルギーの違うX線を使い、骨と軟らかい組織の影響を分けて、骨のミネラル量を調べます。
総ろ過
X線が管や窓を通るときのろ過と、追加したフィルタのろ過を合わせたものです。主に低いエネルギーの成分を減らします。
焦点外X線
本来の小さな焦点とは別の場所からもX線が出ることがあります。広がった発生源なので、像のぼけや余分な照射の原因になります。
X線透視
X線画像を動画のように見ながら、体の動きや器具の位置を確かめます。連続照射だけでなくパルス照射も使います。
熱電子放出
フィラメントを熱くして電子を取り出します。熱で電子を用意する回路と、その電子を加速する高電圧回路は別です。
空間電荷
陰極の近くに電子がたまると、その電子自身の電気的な作用で、後から出る電子が陽極へ進みにくくなります。
回転陽極
電子を一か所へ当て続けず、回る円板の表面へ分散して当てます。焦点を患者の周りへ回す仕組みではありません。
線焦点原理
広めの面で熱を受けながら、斜めから見ると細く見えることを利用し、画像のぼけを減らします。
陽極角度
X線を出す陽極の面を、どのくらい傾けるかを表します。小さくすると焦点は細く見えますが、広い範囲を照らしにくくなります。
管電流
陽極へ一秒あたりどれだけ電子を送るかを表します。電子一個のエネルギーを主に決める管電圧とは別です。
管電圧リプル
管電圧が時間の中でどれくらい上下するかを表します。kVpが同じでも、電圧の波形が同じとは限りません。
X線スペクトル
X線には強さの違うさまざまなエネルギーの光子が混じっています。その内訳をエネルギーごとに並べた分布です。
固有ろ過
X線が装置の外へ出るまでに、窓などを通るだけで受けるフィルタ作用です。追加する板とは区別します。
付加ろ過
X線の通り道に板などを加え、体の表面で吸収されやすい低いエネルギーの光を減らします。
補償フィルタ
体の薄い部分には多く、厚い部分には少なくフィルタをかけ、画像の極端な明暗差を抑えます。
絞り装置
撮影したい場所だけへX線が当たるよう、光の窓を狭める装置です。撮影後の画像切り取りとは別です。
照射野
実際に放射線が当たる範囲です。同じ絞りでも、焦点から遠い面では広くなります。
焦点皮膚間距離
X線の出発点から、最初にX線が当たる皮膚までの距離です。画像の板までの距離ではありません。
物体受像器間距離
写したい構造が受像器から離れるほど、画像は大きくなり、焦点によるぼけも増えやすくなります。
幾何学的不鮮鋭
X線の出発点が一点でないため、物の影の輪郭が広がります。受像器から離れた物ほど広がりやすくなります。
運動ぼけ
写真を撮っている間に物が動くと、輪郭が流れます。体の動きだけでなく、臓器の動きも原因です。
グリッド比
グリッドの隙間に対して壁がどれだけ高いかを示します。高い壁は斜めの散乱線を止めやすくなります。
グリッド密度
グリッドのしま模様が、1 cmの幅に何本並んでいるかを表します。
グリッドカットオフ
本来通したいX線までグリッドに遮られ、画像に不均一や信号低下が生じる現象です。
Bucky係数
グリッドで一次線も減る分を補って同じ受像器信号にするため、露出を何倍にするかの目安です。
エアギャップ法
体と検出器を離し、横へ飛んだ散乱線を画像に入りにくくする方法です。
照射指数
検出器に届いたX線による応答が、撮影の目標に対してどうだったかを確認する数値です。
偏差指数
検出器応答が目標より多いか少ないかを、プラス・マイナスで読み取る数値です。
直接変換型FPD
X線から直接電気信号を作るパネルで、蛍光体の光を経由しません。
間接変換型FPD
X線をまず光にし、次に電気信号へ変える二段階の検出パネルです。
イメージングプレート
X線の画像情報を一時保存し、レーザーで読み出すと光る、再利用できる板です。
デジタルサブトラクション血管造影
造影前の画像を引き算して、造影剤の入った血管を見やすくする方法です。
ロードマップ機能
先に撮った血管の地図を参考に、今動かしている器具がどこにあるかを見ます。
自動輝度制御
患者の厚さなどが変わっても見やすい透視像になるよう、装置が出力などを調整します。
パルス透視
短いX線を間欠的に当て、動きを一枚ずつ捉える透視の方式です。
乳房圧迫
乳房を広げて薄く固定し、組織の重なりや動きによる見えにくさを減らします。
乳房標的フィルタ組合せ
X線を作る材料と通すフィルタを選び、乳房を見やすいエネルギー分布にします。
平均乳腺線量
乳房全体の表面ではなく、腺組織が受ける平均線量を評価する量です。
頭尾方向撮影(CC)
乳房を上から下へ投影して撮る方向で、別方向の画像と合わせて全体を確認します。
内外斜位方向撮影(MLO)
斜めから乳房を撮る方向で、上から撮った画像だけでは分かりにくい部分も確認します。
骨密度Tスコア
若い成人の基準値と比べ、骨密度がどれくらい離れているかを標準偏差で表します。
骨密度Zスコア
同年代などの基準集団と比べ、骨密度がどれくらい離れているかを示します。
超音波
連続波ドプラ法
超音波を出し続け、戻る波の周波数の変化で流れを調べます。速い流れを測れますが、どの深さの流れかを選び分けにくい方法です。
パワードプラ法
流れから返る信号の強さを色で表します。ゆっくりした小さな血管の流れを見つける助けになりますが、色を流速として読みません。
TGC
深い場所からのエコーほど長い距離を進んで弱くなるため、深さに合わせて明るさを調整します。送信出力を上げる機能とは別です。
パルス繰返し周波数(PRF)
超音波を一秒に何回送るかです。パルスの中で波が何回振動するかを表すMHzの周波数と混同しないようにします。
超音波の減衰
超音波は体の中を進むほど弱くなります。高い周波数は細部を見やすくする一方、一般に深いところまで届きにくくなります。
圧電効果
材料を押すと電気が生まれ、逆に電気を加えると材料が変形する性質です。プローブでは戻る音を電気へ、電気を送る音へ変えます。
機械的指数(MI)
超音波の機械的な作用に注意するための目安です。数値は障害の確率や測定された組織の圧力を直接示すものではありません。
熱的指数(TI)
超音波による加熱に注意するための目安です。TIが1なら実際に温度が必ず1℃上がった、という測定結果ではありません。
Aモード
戻ってきた音の強さを山の高さ、戻るまでの時間を横位置で表します。山の間隔を使って境界までの距離を調べられます。
リニア走査
平らな振動子列の中で、使う部分を順番に横へずらします。近い場所から広い幅を見やすい、四角い画像の基本形です。
コンベックス走査
丸く外側へ膨らんだ振動子列を順番に使います。入口にも幅があり、深い部分ではさらに広い範囲を写せます。
セクタ走査
小さな入口から音の方向を左右へ振り、扇形の範囲を見ます。近い場所の幅は狭く、深い場所ほど視野が広くなります。
フェーズドアレイ
素子ごとに音を出す時刻を少し変え、音が重なる方向を選びます。プローブ全体を動かさずに方向や焦点を変えられます。
超音波ビームフォーミング
各素子からの音やエコーを、目的の場所でそろうように調整します。別々の素子の信号をまとめて一本のビームの情報にします。
超音波フォーカス
音が集まってビームが細くなる場所です。調べたい深さに合わせると、横方向の細かな違いを見やすくできます。
レンズ効果
体内の曲がった境界で音が曲げられ、予定と違う方向へ進むことがあります。装置が直進したと考えると、像の場所がずれます。
スライス厚アーチファクト
画面で見ている断面にも実際には厚みがあり、その厚みの中の別の物が一緒に写ることがあります。
鏡面反射
鏡で光が決まった方向へ反射するように、滑らかな境界では音も向きに応じて跳ね返ります。
びまん性散乱
組織の細かな違いで音がいろいろな方向へ散り、その一部がプローブへ戻って画像になります。
サイドローブアーチファクト
主な音の方向の脇にも弱い音が出ています。その戻りを正面からの音として表示すると、違う位置に写ります。
グレーティングローブ
等間隔の振動子の波が、正面以外でもそろって強くなることがあります。間隔と音の波長が重要です。
屈折アーチファクト
音が境界で曲がっても、装置はまっすぐ進んだと考えるため、構造が違う場所へ写ります。
鏡面像アーチファクト
音が強い境界で回り道をして戻ると、装置は遠くから戻ったと考え、同じ物の偽の像を作ります。
コメットテイルアーチファクト
小さな強い反射体の奥へ、彗星の尾のような明るい線が続いて見えます。尾そのものが組織とは限りません。
リングダウンアーチファクト
ガスを含む構造から、実在しない長い明るい尾や帯列が画面に現れます。実験モデルでは、気泡間の液体が鳴り続けることで説明されています。
スペックル
小さな散乱体のエコーが足し合ったり打ち消し合ったりして、画像に粒ができます。
超音波ダイナミックレンジ
弱いエコーから強いエコーまで、どれくらい幅広く明暗として見せるかの設定です。
ティッシュハーモニックイメージング
組織を進む間に生じる高い周波数の成分を取り出して、超音波画像を作ります。
空間コンパウンドイメージング
同じ場所をいくつかの方向から見て重ね、粒状の模様や境界の見え方を整えます。
ストレインエラストグラフィ
組織を少し変形させ、どこが縮みやすいかを色や画像で見比べる方法です。
せん断波エラストグラフィ
組織を横方向に揺らす波の速さを測り、その伝わり方から硬さを評価します。
超音波造影剤
小さな気泡の響き方を利用して、血流や造影の変化を超音波で見やすくする薬剤です。
ドプラ角度補正
斜めから測ると速度が小さく見えるため、ビームと流れの角度を使って補正します。
サンプルボリューム
血管のどの場所の流れを測るかを指定する窓で、位置と大きさが結果に影響します。
ウォールフィルタ
動く壁の強い信号を減らしますが、弱いゆっくりした血流まで消すことがあります。
抵抗指数(RI)
収縮期の最高流速と拡張末期の流速の差を、収縮期の最高流速に対する割合で示します。
拍動指数(PI)
1拍の流速の変動を、波形全体の時間平均に対してどれくらい大きいかで示します。
デュプレックス超音波
血管の形を見ながら、その場所の流れの波形を一緒に調べる方法です。
超音波波長
波の山から次の山までの長さで、周波数が高いほど短くなります。
超音波フレームレート
1秒に更新できる画像の枚数で、深く広く細かく撮るほど下がりやすくなります。
核医学・放射化学
生物学的半減期
体からの排泄などで物質が半分に減るまでの時間です。放射性核種が壊変して減る時間とは別に考えます。
壊変定数
核が壊変しやすい度合いを時間当たりで表します。値が大きい核種ほど、同じ条件なら早く減っていきます。
β−壊変
核の中で中性子が陽子へ変わり、電子が出る壊変です。出る電子は、原子の外側の電子殻から飛び出す電子とは違います。
β+壊変
核の陽子が中性子へ変わり、陽電子を放出します。PETで測る光子は、その陽電子が後で電子と消滅するときに生じます。
電子捕獲
核が原子の電子を取り込んで変化する壊変です。空いた電子殻が埋まるとき、特性X線やオージェ電子が出る場合があります。
核異性体転移
励起された核が余分なエネルギーを失う変化です。別の元素へ変わるのではなく、同じ核種のエネルギー状態が変わります。
放射核種純度
放射能の中に、使いたい核種以外がどれだけ混ざっていないかを見る指標です。核種が正しくても化学形が正しいとは限りません。
化学的純度
放射能の有無とは別に、不要な化学物質が残っていないかを調べます。放射能の測定だけでは、放射性でない不純物は見つかりません。
α壊変
陽子2個と中性子2個を一組として放出します。電子を持つ普通のヘリウム原子が、そのまま飛び出すという意味ではありません。
γ線放出
励起した核が余分なエネルギーを光子で出します。電子殻から出る特性X線とは、発生する場所が違います。
壊変図
どの核が、どの状態へ移り、何を出すかを示す地図です。一本の矢印だけで、全ての壊変が同じ経路を通るとは限りません。
分岐比
何通りかの壊れ方がある核が、どの道を何割選ぶかです。出る光子の数が、そのまま道を選ぶ確率になるとは限りません。
永続平衡
長く残る親が短寿命の娘を補い続け、娘の減り方と供給が釣り合います。核の数が親と娘で等しいという意味ではありません。
過渡平衡
親からの供給を受けた娘が、やがて親と同じ速さの割合で減るようになります。値は同じでなくても、その比がほぼ一定になります。
担体
極めて少量の放射性物質を、化学的に一緒に扱うための仲間を加えます。放射能を増やすものではなく、物質量や反応へ影響します。
無担体添加
担体を加えていないという作製上の説明です。微量の不純物や非放射性の同じ化合物がゼロだという意味にはしません。
モル放射能
同じ物質が何モルあるかに対し、放射能がどれほどあるかを示します。非放射性の同じ物質も数に入れます。
放射線分解
放射線のエネルギーで薬剤や溶媒の分子が変化することです。核の壊変と化学分解は別の過程です。
標識率
用意した放射能のうち、どれだけ目的の分子へ付けられたかという割合です。完成品の純度とは別です。
薄層クロマトグラフィ
薄い板の上を溶媒が進むと、成分ごとに進む速さが違うことを使って分けます。
高性能液体クロマトグラフィ
細かい固定相の入った管へ液体を流し、成分が出てくる時刻の違いを使って分けます。
サイクロトロン
粒子を回りながら何度も加速し、標的へ当てて必要な放射性核種を作る装置です。中性子を直接加速しません。
核医学の均一性補正
同じ放射線量でも場所で明るさが変わる差を、均一な線源を使って測り、画像で補います。
ガンマカメラの直線性補正
まっすぐな線が曲がって写るような位置の歪みを、既知の配置を撮って補正します。
ガンマカメラの固有分解能
方向を選ぶコリメータを外して、検出器そのものがどれくらい細かく位置を分けられるかを調べます。
システム感度
同じ量の放射性物質から、装置全体がどれだけ多くの信号を拾えるかの指標です。
SPECT回転中心補正
装置が回る中心と画像を計算する中心を一致させ、位置のずれによるぼけを防ぎます。
SPECT分解能補正
装置がどのように画像をぼかすかを計算へ入れ、失われた細部を推定して見やすくします。
心電図同期SPECT
心臓の拍動の同じタイミングの信号を集め、心臓が動く様子を画像にします。
同時計数
二つの検出器でほぼ同時に見つかった信号を一組として扱う仕組みです。
偶発同時計数
本来は別々の出来事の光子が、偶然同じタイミングに来て一組として数えられます。
散乱同時計数
本当の光子対でも、途中で方向が曲がると、装置は発生位置を違う線上だと考えてしまいます。
TOF-PET
2つの光子が届く時間の差から、検出器を結ぶ線のどの辺で生じたかを絞ります。
PETの正規化補正
同じ放射能でも場所や検出器の組合せで数え方が違う分を、校正でそろえます。
PETの部分容積補正
小さい病変の信号が周りへぼけて薄まる分などを、モデルを使って補います。
PETの回復係数
本来の濃度に対して、画像の測定値がどれくらい再現できたかを示す比です。
腎動態シンチグラフィ
腎臓へ薬剤が入り、尿へ出ていく様子を連続して撮り、左右の働きなどを調べます。
レノグラム
腎臓の領域の信号が時間とともに増えたり減ったりする様子をグラフにします。
甲状腺摂取率
投与した薬剤のどれくらいが、決めた時刻に甲状腺へ集まったかを測ります。
センチネルリンパ節シンチグラフィ
腫瘍からリンパが最初に流れ着く節を探し、生検する場所の案内に使います。
放射線防護・管理
正当化
その検査や治療が本当に役に立つかを、被ばくなどの不利益や代わりの方法も含めて考えることです。線量を減らす工夫だけとは違います。
最適化
必要な画像や治療の効果を保ちながら、無駄な被ばくを減らすことです。線量を下げすぎて役に立たなくなれば、よい最適化ではありません。
放射線加重係数
同じ吸収線量でも放射線の種類によって防護上の扱いが違うため、重みを付ける数です。臓器ごとの重みとは別です。
預託実効線量
体内に入った放射性物質がこれから与える線量も含め、決められた期間分を見積もる量です。その年だけの体内線量ではありません。
内部被ばく
放射性物質が体の中に入り、その物質から出る放射線を受けることです。外に置かれた線源から放射線だけを受ける場合とは違います。
外部被ばく
体の外にあるX線装置や放射線源から、放射線を受けることです。照射を受けたからといって、体に放射性物質が付いたとは限りません。
表面汚染密度
机や床などの表面に、面積当たりどれだけの放射能があるかを表します。測定器が示す毎秒の計数を、そのままBq/cm²とはしません。
個人線量当量
個人線量計で外部被ばくを管理するための量です。深さの指定があり、胸の線量計の一つの値から体内のすべての臓器線量が分かるわけではありません。
ICRP
放射線から人や環境を守るための考え方を、専門家がまとめる組織です。勧告と国内で実際に適用する法律は分けて確認します。
ICRU
放射線を何という量で、どの単位や手順で表すかをそろえる組織です。同じGyでも、どの物質・場所の何を表すかを確認します。
IAEA
国同士が協力して原子力の利用と安全を進める機関です。放射線医療の技術資料も発行しますが、日本の病院の許可を直接出す組織ではありません。
原子力規制委員会
国内の原子力やRIの安全規制を行う機関です。国際勧告を作るICRPや、医療行政の他の所管機関とは役割を分けます。
非密封RI
液体や気体などとして扱うRIです。容器のふたを閉めていても密封線源とは限らず、こぼれや付着を防ぐ管理が必要です。
密封線源
RIそのものが外へ出にくいよう作られた線源です。放射線は外へ届くため、遮蔽、距離、作業時間の管理は引き続き必要です。
放射性廃棄物
RIを使った後の液体、器具や線源などで、放射性物質の管理が必要なものです。核種や量、他の危険性で分け、決められた方法で扱います。
遮蔽計算
装置の外や隣室へ届く放射線を、どの壁や扉でどれだけ減らすか調べます。装置、部屋、仕事量が変われば計算条件も見直します。
使用係数
X線がその壁を向いて照射される割合です。部屋に人がいる時間ではありません。
占有係数
壁の外の場所に、評価したい人がどのくらい居るかを表す係数です。装置が壁を向く割合ではありません。
ワークロード
一週間などに装置をどれくらい使うかを、線量や管の使用量へ換算した値です。患者数だけではありません。
一次遮蔽
強い主ビームが直接向く場所の遮蔽です。散乱だけが届く場所とは分けて設計します。
二次遮蔽
主ビーム以外の漏れや散乱が届く場所の遮蔽です。直接向かない壁でも遮蔽が不要とは限りません。
十価層
放射線を十分の一に弱める厚さです。同じ材料でも、どの放射線かによって厚さが変わります。
鉛当量
その材料が、鉛何mmと同程度に放射線を弱めるかという表し方です。材料の厚さと同じとは限りません。
防護エプロン
X線の散乱を弱める服です。着ていても放射線を完全には止めず、距離や遮蔽板も併用します。
水晶体等価線量
目の水晶体が受けた線量を、放射線の種類を考慮して防護のために表した量です。
皮膚等価線量
皮膚に局所的に強い被ばくがないかを、放射線の種類も考えて評価する量です。
周辺線量当量
その場所の放射線場を、決められた球の中の深さで評価するよう定義した測定用の量です。
方向性線量当量
どの方向から見るかと、どの深さで評価するかを指定した放射線場の測定用の量です。
ラドン
土壌などから出る放射性の気体で、建物内にたまることがあり、吸入による影響を評価します。
自然放射線
空や大地、食べ物などに由来し、暮らしている環境でもともと存在する放射線です。
宇宙放射線
宇宙から来た粒子と、それが空気にぶつかって生まれる粒子から受ける放射線です。
バイオアッセイ
排泄物などを調べ、身体に取り込まれた放射性物質の量と影響を推定する検査です。
ホールボディカウンタ
体の外から放射線を測って、体内にある特定の放射性物質の量を調べます。
空気中放射能濃度
一定量の空気の中に、放射性物質がどれくらい含まれるかを表します。
スミア法
表面を拭いた紙等を測り、移りやすい放射性物質の汚れを調べます。
除染
放射性物質の付着を減らし、これから受ける被ばくや汚れの広がりを抑えます。
放射線緊急時モニタリング
緊急時に何をどこで測れば人を守る判断につながるかを決めて調べます。
線量拘束値
防護計画を選ぶときに、特定の線源の個人線量をどこまでに抑えるかを先に決める値です。
参考レベル
緊急時や既にある被ばくを減らすための判断の目安で、その下なら何もしなくてよい境界ではありません。
防護の3原則
行う価値があるか、どう被ばくを合理的に減らすか、適用される限度を守るかを考える原則です。
医療安全・救急・感染対策
標準予防策
感染症と分かっていない患者にも、手指衛生や必要な防護具などを使う基本ルールです。全員にすべての防護具を着ける意味ではありません。
感染経路別予防策
すべての患者への基本対策に、病原体がどのように広がるかに合わせた対策を足すことです。検査結果を待たずに必要になる場合もあります。
手指衛生
手を清潔にして、次に触れる人や物へ微生物を運ばないようにすることです。手袋を着けても、必要な場面での手指衛生はなくなりません。
無菌操作
注射器の先や接続部など、清潔でなければならない場所を汚さず扱うことです。滅菌済みの器具でも、扱い方で汚れてしまいます。
個人防護具(PPE)
体液や病原体が皮膚、眼、口や気道に届くのを防ぐ装備です。着ける種類だけでなく、汚さず外すことも大切です。
血管外漏出
静脈へ入れるはずの造影剤などが、周囲の組織へ漏れる状態です。漏れた量だけでなく、痛みや感覚・血流の変化を確認します。
アナフィラキシー
薬などをきっかけに呼吸や血圧が急に危険になる反応です。発疹がなくても起こり得るため、急な呼吸・循環の変化を見逃さないことが大切です。
タイムアウト
始める前に全員で止まって、『誰に、どこへ、何をするか』を声に出して確かめます。一人だけがチェック欄を埋める作業ではありません。
接触予防策
手や共用器具を介して病原体を次の人へ運ばないための対策です。手袋を着けるだけでなく、外し方、手指衛生、器具の処理も重要です。
飛沫予防策
せきや会話などの際の呼吸器分泌物への曝露を減らす対策です。患者のマスクとスタッフのマスクは、それぞれ異なる役割で使います。
空気予防策
患者に近づくときだけでなく、室内の空気も管理する対策です。サージカルマスクとN95等の呼吸用防護具は同じものではありません。
消毒
物の表面などの病原体を減らす処理です。先に汚れを落とし、対象に合う製品と決められた条件で行うことが重要です。
滅菌
器具を無菌の状態で使えるようにする処理です。加熱した事実だけで完了とせず、器具に合う工程とその記録を確認します。
高水準消毒
粘膜に触れる器具などに使う消毒です。プローブカバーを着けても処理の代わりにはならず、洗浄と適切な条件が必要です。
針刺し事故
針などで自分の皮膚を傷つけることです。小さな傷でも自己判断で放置せず、施設の曝露対応へ速やかにつなぎます。
安全器材
使い終わった針先を隠すなどして、けがを起こしにくくする器材です。『安全』という名前だけで安心せず、使い方と作動を確認します。
医療関連感染
医療を受ける過程に関係して起こる感染です。病院内だけ、または退院前だけに限られません。
清潔操作
清潔にした手や物品を汚さないように扱う操作です。見た目がきれいなことと無菌は違います。
ゾーニング
清潔な物と汚れた物、人の移動経路を分け、汚染を持ち込まないようにする工夫です。
転倒転落予防
ふらつきや段差などを確認し、患者に合った支援をして落ちたり転んだりする危険を減らします。
インフォームドコンセント
説明を聞いて納得し、自分で受けるかを決めることです。書類に署名するだけで説明が十分とは言えません。
SBAR
いま何が起きたか、背景は何か、どう評価するか、何をお願いするかを整理して話します。
閉ループコミュニケーション
伝える、受け手が言い返す、伝えた側が合っていると確認する、というやり取りです。
ダブルチェック
同じ間違いを見逃さないよう、別の人が元資料から自分で確認します。答えを見て同意するだけとは違います。
根本原因分析
事故に至る仕組みをたどり、同じ事故が起こりにくい仕事の流れへ改善するための分析です。
FMEA
事故が起こる前に『どこで何が失敗し、その結果どうなるか』を順に考える方法です。
薬剤照合
今使っている薬と新しい指示を照らし合わせ、抜けや重複、変更の理由を確認します。
造影剤副作用
造影剤を使った後の体調変化を、種類・重さ・起きた時刻に分けて調べます。
ヨード造影剤
ヨウ素がX線を吸収する性質を使い、血管や臓器を画像で区別しやすくする薬剤です。
造影剤関連急性腎障害
造影剤の投与後に腎機能が急に悪くなったことを表しますが、原因が造影剤とは限りません。
BLS
倒れた人に助けを呼び、胸骨圧迫やAEDなどで救命につなげる初期の対応です。
AED
心臓のリズムを調べ、電気ショックが必要かを判断して操作を案内する装置です。
胸骨圧迫
心臓が十分に血液を送れないとき、胸を圧迫して重要な臓器への血流を支えます。
気道確保
空気の通り道を開いて保ち、実際に呼吸や換気ができるか確かめます。
窒息
空気の取り込みが妨げられて酸素が不足する状態で、異物閉塞は急いで対応が必要です。
ショック
重要な臓器に必要な血液と酸素が届かず、急速に悪化し得る状態です。
酸素療法
不足した酸素を補う治療で、多く投与すればいつでもよいという方法ではありません。
パルスオキシメータ
指先などから光で酸素飽和度を推定しますが、数値だけで呼吸全体を判断できません。
バイタルサイン
体の基本状態を知る手がかりで、値の変化と患者の様子を合わせて見ます。
MRIの飛来事故
磁石に強く引かれる物がMRIへ飛んでいく事故で、撮影の合間にも注意が必要です。
医療情報・情報セキュリティ・AI
情報セキュリティの3要素
『見てよい人だけが見られる』『内容が壊れたり勝手に変わったりしない』『必要な時に使える』を合わせて守る考え方です。
アクセス制御
病院のシステムで、見る・変更する・持ち出すなどの操作を必要な人にだけ許可することです。ログイン成功だけで何でもできるわけではありません。
認証
『このアカウントを使っているのは誰か』を、パスワードやカードなどで確かめることです。本人だと分かっても、できる操作には別の制限があります。
認可
『誰か』を確かめたうえで、『その人はこの操作をしてよいか』を決めることです。本人であっても、職務に不要な操作は認めない場合があります。
監査ログ
システム上の操作の足跡です。残すだけでなく、時刻を揃え、勝手に消されないよう守り、必要なときに調べられることが大切です。
バックアップ
元のデータが使えなくなったときに戻せるよう、別のコピーを用意することです。元と同時に消されるコピーだけでは十分ではありません。
電子保存の3原則
『正しく作った記録だと確かめられる』『必要な時に読める』『必要な期間ずっと保てる』という保存の条件です。ファイルが存在するだけでは足りません。
機械学習
たくさんの例から特徴を学び、新しい例を分類したり予測したりする方法です。学んだデータを覚えるだけになっていないか、別のデータで確かめます。
深層学習
画像などから、複数の層を通じて役立つ特徴を学びます。答えを暗記しただけになっていないか、未学習の患者データで調べます。
電子カルテ
診療の記録を電子的に扱う仕組みです。画面で見られるだけでなく、誰の記録で誰が確定したか、後から読めるかも確認します。
ファイアウォール
どの相手とどの通信を通すか確認する門のような仕組みです。許可した通信にも危険があり、設置しただけで全てを防げるわけではありません。
多要素認証
覚えている情報と、自分の機器を持っていることなどを組み合わせます。二段階の画面があることだけでは、多要素になりません。
暗号化
読める情報を鍵がなければ読みにくい形へ変える仕組みです。鍵を失うと正当な人も読めなくなるため、データと鍵の両方を管理します。
ハッシュ関数
データから照合用の指紋のような値を作ります。指紋から元データを読む仕組みではなく、照合する指紋の入手先も信頼できる必要があります。
公開鍵暗号
他人へ知らせる公開鍵と、自分が守る秘密鍵を対にして使います。公開鍵を見て対応する秘密鍵を簡単に求められないことが重要です。
共通鍵暗号
送り手と受け手が同じ秘密の鍵を使う仕組みです。鍵をどう安全に渡し、保管し、必要なときに更新するかが重要です。
電子署名
文書を誰が作ったか、署名後に変えられていないかを確かめる仕組みです。文書を読めなくする暗号化とは違います。
TLS
通信の途中で盗み見や書き換えをされにくくする仕組みです。安全な通信でも、接続先自体が偽物の場合があります。
ランサムウェア
記録を使えなくしたり盗んだ情報を公開すると脅したりして金銭を求める攻撃です。診療停止にもつながります。
フィッシング
本物の連絡に見せかけて、偽のサイトへ誘導しパスワードなどを入力させる攻撃です。
ゼロトラスト
院内のネットワークにいるから安全とは考えず、誰が何にアクセスするかを、その都度適切に確認します。
ネットワーク分離
機器や利用目的ごとにネットワークを区切り、必要な通り道だけを許す方法です。
最小権限の原則
仕事に必要な操作だけを許し、それ以外はできないようにします。患者対応に必要なアクセスは確保します。
脆弱性管理
機器の弱点を見つけ、重要さを考えて直し、直ったかを確かめます。一度調べたら終わりではありません。
事業継続計画(BCP)
システムが止まっても必要な診療を続け、優先順位を付けて戻すための準備です。
復旧時間目標(RTO)
止まった仕組みを『何時間以内に、どこまで使える状態へ戻すか』の目標です。
復旧時点目標(RPO)
障害の前に入力した情報を『何分前まで戻せればよいか』というデータ側の目標です。
DICOMタグ
画像データの項目が患者名なのか撮影条件なのかを識別する、決められた番号の組です。
DICOM UID
検査や画像に重ならない識別番号を付け、別の装置でも同じものを特定できるようにします。
DICOM Modality Worklist
撮影装置に患者と予定検査の情報を取り込み、手入力を減らす仕組みです。
DICOM Storage Commitment
画像を送れたという通知と、受信側が保存の責任を引き受けたという確認を分けます。
DICOMweb
Webの通信方式で医用画像を探したり取り出したり保存したりするための規格です。
IHE
共通規格を医療の仕事の流れの中でどう使えば連携できるかを整理する取組です。
SQL
表のデータから条件に合うものを取り出したり、集計・更新したりするための言語です。
データベース正規化
同じ情報を何度も持って食い違わないように、表を適切な関係に分ける設計です。
教師あり学習
入力と答えの例を示して、まだ見ていない入力への予測を学ぶ方法です。
教師なし学習
答えのラベルを示さず、データの似方やまとまりを探す学習です。
過学習
練習したデータにはよく合っても、新しいデータでうまく働かない状態です。
データリーク
本番では知れない答えの手がかりを使ったり、試験データを学習側へ混ぜたりする問題です。
外部検証
作ったときとは別のデータで、予測モデルがどれくらい通用するかを確かめます。