RADIOLOGY GLOSSARY
小核(Micronucleus)
IN ONE LINE
一言でいうと
分裂時に主核へ取り込まれなかった染色体断片や染色体から生じる小さな核様構造です。放射線以外でも増え、単独では原因を特定できません。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
細胞分裂で取り残された染色体の材料が、主な核とは別の小さな核になります。切断だけでなく染色体の分配異常でも生じます。
身近なイメージ
二核細胞1,000個で小核12個なら0.012個/二核細胞です。同じ細胞に複数あれば、小核を持つ細胞が12個とは限りません。
そもそも小核とは?
無動原体断片と全染色体の両方が由来になります。
二核細胞を解析する方法では分母と規準をそろえます。
定義・しくみ
細胞分裂後の主核とは別に形成される、染色体由来の小さな核様構造です。染色体の切断片または分配されなかった全染色体を含みます。細胞質分裂阻害小核法では分裂した二核細胞を選び、標準化した形態規準で小核を計数します。
CORE FORMULA
基本公式
小核頻度=
FORMULA NOTES
公式の補足
分母の細胞種を明示します。
頻度だけではGyへの普遍的換算はできません。
具体例で確認
教材用に二核細胞1,000個、小核12個を計数します。
YMN=,000=0.012
頻度は0.012です。小核保有細胞率とは別に集計します。
専門的にもう一歩
背景頻度は年齢や他の因子で変わります。動原体プローブで無動原体断片と全染色体に由来する小核の識別を助けられますが、全ての成因を特定するものではありません。線量評価には放射線の種類、培養法、採取時期と不確かさに対応する校正が必要です。
臨床・測定での確認点
- 二核細胞の選択基準を固定します。
- 背景と培養条件を考慮します。
- 小核数と保有細胞数を別に記録します。
覚えるポイント
- 取り残された染色体材料
- 断片と全染色体
- CBMNの計数
間違えやすい点
- DNA断片だけから生じるとしない
- 全て放射線に特異的としない
- 総小核数を保有細胞数と同一にしない