RADIOLOGY GLOSSARY

標識率(Radiolabelling Efficiency)

IN ONE LINE

一言でいうと

標識反応で用いた放射性核種のうち、目的の化合物へ取り込まれた放射能の割合を示します。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

用意した放射能のうち、どれだけ目的の分子へ付けられたかという割合です。完成品の純度とは別です。

身近なイメージ

教材用に同一時刻換算で投入100 MBq中、目的化学種が80 MBqだったとします。 この定義では80%です。精製後に純度99%の製品が得られても、標識率が99%になったとは言えません。

そもそも標識率とは?

用意した放射能のうち、どれだけ目的の分子へ付けられたかという割合です。完成品の純度とは別です。

取り込み割合/純度との違い/収率と精製損失

定義・しくみ

標識反応で用いた放射性核種のうち、目的の化合物へ取り込まれた放射能の割合を示します。反応段階や分母、壊変補正の定義を指定し、精製後製剤の純度と区別します。

FORMULA

分母の定義を固定します。

同一基準時刻で比を取ります。

具体例で確認

教材用に同一時刻換算で投入100 MBq中、目的化学種が80 MBqだったとします。

標識率=×100=80%

この定義では80%です。精製後に純度99%の製品が得られても、標識率が99%になったとは言えません。

専門的にもう一歩

反応混合物の取り込み割合と、回収製品の放射化学収率では精製損失の扱いが異なります。高い純度でも回収量が少ない場合があり、両者を一つの百分率で表せません。測定時刻や壊変補正、分析系の回収も明示します。

臨床・測定での確認点

  • 反応段階を記録します。
  • 壊変補正を明示します。
  • 分析回収を確認します。

覚えるポイント

  • 取り込み割合
  • 純度との違い
  • 収率と精製損失

間違えやすい点

  • 純度と同義にしない
  • 時刻差を放置しない
  • 回収収率と混ぜない

一緒に確認したい用語

標識化合物放射化学的純度クロマトグラフィ