RADIOLOGY GLOSSARY
コリメータ散乱係数(Collimator Scatter Factor)
IN ONE LINE
一言でいうと
照射野による治療装置ヘッドからの出力変化を、基準野に対する比で表す係数です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
野の大きさで装置側から出る線量がどう変わるかを、基準の野と比べる量です。
身近なイメージ
教材用に同条件の基準野読値100、対象野読値103とします。 係数は1.03です。患者内の全線量が3%増えることを単独で示す値ではありません。
そもそもコリメータ散乱係数とは?
野の大きさで装置側から出る線量がどう変わるかを、基準の野と比べる量です。
ヘッド出力/基準野で1/ミニファントム
定義・しくみ
照射野による治療装置ヘッドからの出力変化を、基準野に対する比で表す係数です。患者や大型ファントムの散乱とは分け、ミニファントム等で必要な平衡を確保して測定します。
FORMULA
同条件で比を取ります。
無次元の規格化係数です。
具体例で確認
教材用に同条件の基準野読値100、対象野読値103とします。
Sc==1.03
係数は1.03です。患者内の全線量が3%増えることを単独で示す値ではありません。
専門的にもう一歩
ヘッド散乱係数とも呼ばれ、基準野で1へ規格化します。検出器、ミニファントム材質、電子混入、極小野の部分遮蔽等に影響されます。小野では単純な散乱の分離が難しく、Scp=ScSpの利用条件も検証します。
臨床・測定での確認点
- 基準野を指定します。
- 測定配置を統一します。
- 小野の検出器影響を確認します。
覚えるポイント
- ヘッド出力
- 基準野で1
- ミニファントム
間違えやすい点
- 患者散乱係数としない
- 空気中無平衡で十分としない
- 全小野へ分離式を固定しない