RADIOLOGY GLOSSARY
ドプラ角度補正(Doppler angle correction)
IN ONE LINE
一言でいうと
超音波ビームと血流方向のなす角を用いて、測定したドプラ周波数から流速を推定する補正です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
斜めから測ると速度が小さく見えるため、ビームと流れの角度を使って補正します。
身近なイメージ
f0=5 MHz、fD=2500 Hz、c=1540 m/s、θ=60°とした教材例です。 流速は0.770 m/sです。角度を0°とした値0.385 m/sの2倍になります。
そもそもドプラ角度補正とは?
斜めから測ると速度が小さく見えるため、ビームと流れの角度を使って補正します。
ビーム方向の成分。/cosθで補正。/大きな角度で誤差増大。
定義・しくみ
超音波ビームと血流方向のなす角を用いて、測定したドプラ周波数から流速を推定する補正です。測るのはビーム方向の速度成分であり、血管軸と実際の流れが一致するかも確認する必要があります。
FORMULA
反射式には往復の係数2があります。
cos90°=0でこの式から流速を決められません。
具体例で確認
f0=5 MHz、fD=2500 Hz、c=1540 m/s、θ=60°とした教材例です。
v = 2500××5×10⁶×cos60°] = 0.770
流速は0.770 m/sです。角度を0°とした値0.385 m/sの2倍になります。
専門的にもう一歩
反射のドプラ式fD=2f0v cosθ/cからvを求めます。θが90°に近いほどcosθが小さく、角度誤差が流速へ大きく影響します。流れが複雑な場所では血管壁にカーソルを合わせるだけでは十分でありません。角度補正はエイリアシングやスペクトル拡大を自動的に解消する処理でもありません。
臨床・測定での確認点
- 角度カーソルを想定する流れへ合わせます。
- 角度と測定部位を記録します。
- 乱流や角度誤差、エイリアシングを確認します。
覚えるポイント
- ビーム方向の成分。
- cosθで補正。
- 大きな角度で誤差増大。
間違えやすい点
- 角度が大きいほど測定が正確になるわけではありません。
- 血管壁と血流方向が常に同じとは限りません。
- 補正だけで折り返しがなくなるとは限りません。