RADIOLOGY GLOSSARY

腎動態シンチグラフィ(Dynamic renal scintigraphy)

IN ONE LINE

一言でいうと

腎から排泄される放射性医薬品の投与後に連続画像を収集し、腎への到達、取り込み、排泄の時間変化を評価する核医学検査です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

腎臓へ薬剤が入り、尿へ出ていく様子を連続して撮り、左右の働きなどを調べます。

身近なイメージ

適切な時間窓と背景補正で、左腎6000、右腎4000の取り込み指標を得た教材例です。 相対値は左60%、右40%です。左腎の絶対GFRが60 mL/minという意味ではありません。

そもそも腎動態シンチグラフィとは?

腎臓へ薬剤が入り、尿へ出ていく様子を連続して撮り、左右の働きなどを調べます。

連続画像と曲線。/MAG3とDTPAの違い。/相対と絶対機能。

定義・しくみ

腎から排泄される放射性医薬品の投与後に連続画像を収集し、腎への到達、取り込み、排泄の時間変化を評価する核医学検査です。皮質への保持を撮る腎静態検査とは測定目的と薬剤が異なります。

FORMULA

相対機能は左右の合計を分母にした指標です。

計数比だけから絶対クリアランスを求めません。

具体例で確認

適切な時間窓と背景補正で、左腎6000、右腎4000の取り込み指標を得た教材例です。

左の相対取り込み = = 60%

相対値は左60%、右40%です。左腎の絶対GFRが60 mL/minという意味ではありません。

専門的にもう一歩

99mTc-MAG3は主に尿細管分泌、99mTc-DTPAは主に糸球体ろ過を利用します。画像とROIの時間放射能曲線から相対的腎機能や排泄を評価します。注入不良、体動、背景、腎深さ、膀胱や水分状態が結果へ影響します。排泄遅延があるだけで閉塞を確定せず、必要な負荷試験等を適切な指示で評価します。

臨床・測定での確認点

  • 薬剤、時間窓、注入状態を記録します。
  • 体動・背景・腎深さを考慮します。
  • 排尿や水分状態と負荷条件を確認します。

覚えるポイント

  • 連続画像と曲線。
  • MAG3とDTPAの違い。
  • 相対と絶対機能。

間違えやすい点

  • DMSAの静態検査と同一ではありません。
  • 高い取り込みだけで排泄が正常とは限りません。
  • 曲線の遅延だけで閉塞と断定しません。

一緒に確認したい用語

レノグラムROI放射性医薬品