RADIOLOGY GLOSSARY
ガンマ解析(Gamma analysis)
IN ONE LINE
一言でいうと
二つの線量分布を、線量差と空間距離をそれぞれの判定基準で正規化して統合比較する方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
線量の違いと場所のずれを合わせて評価し、どの点が決めた基準内か調べます。
身近なイメージ
教材の基準を距離2 mm・固定参照線量の3%とし、ある比較候補点が1 mm離れ、線量差が同じ参照線量の1%だったとします。 探索対象のこの候補が1以内なので、理想的な連続評価では当該基準点は基準内です。0.601を探索後の最小γや分布全体の合格率と断定しません。
そもそもガンマ解析とは?
線量の違いと場所のずれを合わせて評価し、どの点が決めた基準内か調べます。
線量差と距離の統合。/最小値の探索。/合格率と解析条件。
定義・しくみ
二つの線量分布を、線量差と空間距離をそれぞれの判定基準で正規化して統合比較する方法です。基準点ごとに比較点を探索して正規化距離の最小値を求め、一般にγ≤1をその点の基準内とします。
FORMULA
平方根内の両項は無次元にします。
一候補の距離ではなく比較点全体の最小値がγです。
具体例で確認
教材の基準を距離2 mm・固定参照線量の3%とし、ある比較候補点が1 mm離れ、線量差が同じ参照線量の1%だったとします。
候補Γ = )²+)²] ≈ 0.601; γmin ≤ Γ
探索対象のこの候補が1以内なので、理想的な連続評価では当該基準点は基準内です。0.601を探索後の最小γや分布全体の合格率と断定しません。
専門的にもう一歩
γ(r)=min[r′]√{[|r′−r|/Δrcrit]²+[(Dcomp(r′)−Dref(r))/ΔDcrit]²}と表せます。グローバル・ローカルの線量正規化、低線量除外、補間と探索、位置合わせで結果が変わります。点ごとのγと合格率を区別し、高い合格率だけで臨床上重要な線量誤差や全ワークフローの安全性を保証しません。
臨床・測定での確認点
- 距離・線量差基準と正規化を報告します。
- 位置合わせ、除外域、解析次元を記録します。
- 不合格点の位置と臨床的意味も検討します。
覚えるポイント
- 線量差と距離の統合。
- 最小値の探索。
- 合格率と解析条件。
間違えやすい点
- 同じ位置の線量差だけを求める方法ではありません。
- 合格率だけで患者安全を断定しません。
- 教材の3%・2 mmを全装置共通の強制基準としません。