RADIOLOGY GLOSSARY
ガンマカメラの固有分解能(Gamma-camera intrinsic spatial resolution)
IN ONE LINE
一言でいうと
コリメータの影響を除いて評価した、ガンマカメラ検出器自体の位置を識別する能力です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
方向を選ぶコリメータを外して、検出器そのものがどれくらい細かく位置を分けられるかを調べます。
身近なイメージ
教材の応答曲線の最大値が100で、半値50となる位置が−2 mmと+2 mmだったとします。 半値幅は4 mmです。条件をそろえた検出器の指標であり、4 mmの病変を必ず識別できるという保証ではありません。
そもそもガンマカメラの固有分解能とは?
方向を選ぶコリメータを外して、検出器そのものがどれくらい細かく位置を分けられるかを調べます。
コリメータを除いた指標。/FWHMとFWTM。/総合分解能との区別。
定義・しくみ
コリメータの影響を除いて評価した、ガンマカメラ検出器自体の位置を識別する能力です。点状・線状の信号の広がりなどで測定し、コリメータを含む総合分解能と区別します。
FORMULA
FWHMは応答の最大値の半分で測る幅です。
ピクセルを小さくしても固有分解能そのものは改善しません。
具体例で確認
教材の応答曲線の最大値が100で、半値50となる位置が−2 mmと+2 mmだったとします。
FWHM=2−(−2)=4 mm
半値幅は4 mmです。条件をそろえた検出器の指標であり、4 mmの病変を必ず識別できるという保証ではありません。
専門的にもう一歩
シンチレーション方式では、結晶内の発光と集光、光センサの統計、位置演算などに依存します。この光学的な機構を半導体検出器などへ一律に当てはめません。FWHMやFWTM、スリット・バーファントムなどで評価します。実際の撮像にはコリメータのぼけ、距離、サンプリングや再構成も加わるため、固有値をそのまま患者画像の分解能とは扱えません。
臨床・測定での確認点
- 核種・エネルギー窓と測定幾何をそろえます。
- 線源やスリットの有限の幅に注意します。
- 総合分解能は別にコリメータを装着して評価します。
覚えるポイント
- コリメータを除いた指標。
- FWHMとFWTM。
- 総合分解能との区別。
間違えやすい点
- 固有分解能はコリメータ分解能ではありません。
- 画素サイズだけで検出器のぼけは決まりません。
- FWHMを最小病変径の保証としません。