RADIOLOGY GLOSSARY

ガンマカメラの直線性補正(Gamma Camera Spatial Linearity Correction)

IN ONE LINE

一言でいうと

ガンマカメラの位置推定の歪みを補い、実際の直線や点の配置が正しい位置へ写るようにする処理です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

まっすぐな線が曲がって写るような位置の歪みを、既知の配置を撮って補正します。

身近なイメージ

教材用に基準点の真のx=10 mm、測定x=12 mmとします。 基準点では2 mmの歪みがあります。全画面へ一律−2 mmを適用できるとは限りません。

そもそもガンマカメラの直線性補正とは?

まっすぐな線が曲がって写るような位置の歪みを、既知の配置を撮って補正します。

位置推定の歪み/格子マスク/感度補正との区別

定義・しくみ

ガンマカメラの位置推定の歪みを補い、実際の直線や点の配置が正しい位置へ写るようにする処理です。計数率に対する応答の直線性や、単なる感度むら補正とは異なります。

FORMULA

例は局所偏りです。

座標変換は位置依存です。

具体例で確認

教材用に基準点の真のx=10 mm、測定x=12 mmとします。

その基準点の偏り=12−10=2 mm

基準点では2 mmの歪みがあります。全画面へ一律−2 mmを適用できるとは限りません。

専門的にもう一歩

Anger型のシンチレーション・ガンマカメラでは、光の分布と光電子増倍管の配置により推定位置に偏りが生じます。格子マスクの真の点と測定点の対応を使い、座標変換を校正します。位置補正は均一性にも影響しますが、エネルギー・感度補正とは役割を分けて管理します。検出器方式が異なる装置へ、この光学的な機構をそのまま当てはめません。

臨床・測定での確認点

  • 格子で位置を確認します。
  • 視野全体を評価します。
  • 他の補正も確認します。

覚えるポイント

  • 位置推定の歪み
  • 格子マスク
  • 感度補正との区別

間違えやすい点

  • 計数率直線性と混同しない
  • 一律ずれだけとしない
  • 均一性だけで保証しない