RADIOLOGY GLOSSARY
骨髄症候群(Hematopoietic syndrome)
IN ONE LINE
一言でいうと
広範囲の急性放射線被ばくで骨髄の造血幹細胞・前駆細胞が障害され、血球減少と感染・出血などを来す症候群です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
血液の細胞を作る骨髄が障害され、感染を防ぐ力や出血を止める力が低下します。
身近なイメージ
広い範囲の急性照射後に白血球や血小板の減少を経時的に評価する仮想例です。 感染・出血の危険を専門的に評価します。最初の一回の血液検査や症状だけで受けた線量を確定しません。
そもそも骨髄症候群とは?
血液の細胞を作る骨髄が障害され、感染を防ぐ力や出血を止める力が低下します。
造血幹細胞の障害。/血球減少と感染・出血。/照射分布と経時評価。
定義・しくみ
広範囲の急性放射線被ばくで骨髄の造血幹細胞・前駆細胞が障害され、血球減少と感染・出血などを来す症候群です。急性放射線症候群の主要な型の一つです。
FORMULA
参考線量域は急性広範囲照射の目安で、診断の閾値ではありません。
線量域を中性子などへ無条件で流用しません。
具体例で確認
広い範囲の急性照射後に白血球や血小板の減少を経時的に評価する仮想例です。
感染・出血の危険を専門的に評価します。最初の一回の血液検査や症状だけで受けた線量を確定しません。
専門的にもう一歩
細胞供給の障害と血球の寿命に応じ、血球減少の時期は異なります。CDCでは典型的な全身急性照射で完全な症候群が通常0.7~10 Gyの範囲に生じ得ると整理していますが、低い線量でも症状があり、厳密な境界ではありません。骨髄の一部が温存される場合や専門治療によって経過は変わります。
臨床・測定での確認点
- 血球数を経時的に観察します。
- 被ばく分布と骨髄の温存範囲を考慮します。
- 感染・出血を含めた専門医療対応が必要です。
覚えるポイント
- 造血幹細胞の障害。
- 血球減少と感染・出血。
- 照射分布と経時評価。
間違えやすい点
- すべての骨髄抑制が放射線事故とは限りません。
- 骨髄症候群を骨そのものの破壊と混同しません。
- 代表的線量域が生存・死亡を一意に決めるわけではありません。