RADIOLOGY GLOSSARY
高水準消毒(High-level disinfection)
IN ONE LINE
一言でいうと
多くの病原体を含む微生物を除く高い水準の消毒で、少数の細菌芽胞が残り得る点で滅菌と異なります。粘膜等へ触れるセミクリティカル器具に少なくとも必要な処理です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
粘膜に触れる器具などに使う消毒です。プローブカバーを着けても処理の代わりにはならず、洗浄と適切な条件が必要です。
身近なイメージ
経腟・経直腸プローブでは、カバーを使った場合でも、使用後の洗浄と適切な高水準消毒が必要です。使用条件によっては別の処理を要します。
そもそも高水準消毒とは?
滅菌と同じ意味ではありません。
粘膜等に触れる器具の分類と結び付けます。
定義・しくみ
適切な処理条件で微生物を除去・不活化する消毒の水準で、少数の細菌芽胞の残存を許し得ます。粘膜や損傷した皮膚へ接するセミクリティカル器具には少なくともこの水準が基本です。無菌組織へ入るクリティカル器具への滅菌を、一律に高水準消毒へ置き換えません。
CORE FORMULA
基本公式
必要水準は器具の使用部位・目的から判断し、薬剤の濃度だけでは決まりません。
FORMULA NOTES
公式の補足
消毒剤ごとに定められた条件を用います。
処理時間を延長するだけで滅菌と判断しません。
具体例で確認
教材例で、健常皮膚へ触れる外表面用プローブと、粘膜へ触れる腔内プローブを比較します。
接触部位に応じた分類が異なります。機器と国内製品の指示を確認し、外表面の拭き取り手順をそのまま腔内プローブへ代用しません。
専門的にもう一歩
洗浄後に、機器への適合性、消毒剤の有効濃度、接触時間・温度と内腔への到達を確認します。すすぎ、乾燥と再汚染を防ぐ保管まで含めた再処理が必要です。長い接触時間を勝手に滅菌と読み替えず、米国の製品承認条件や教材中の数値を国内製品へ直接適用しません。
臨床・測定での確認点
- カバーは再処理を代替しません。
- 機器と薬剤の適用条件を両方確認します。
- すすぎ・乾燥・保管を含めて管理します。
覚えるポイント
- セミクリティカル器具
- 少数芽胞と滅菌との差
- カバー使用後の再処理
間違えやすい点
- プローブカバーだけで十分としない
- 高水準消毒を滅菌と同義にしない
- 全ての環境表面に高水準消毒を使わない