RADIOLOGY GLOSSARY
相同組換え修復(Homologous Recombination Repair)
IN ONE LINE
一言でいうと
相同な配列を鋳型としてDNAの損傷を修復する経路です。体細胞の二本鎖切断では、姉妹染色分体を利用できるS・G2期に特に重要です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
傷のない似た配列を見本にして、切れたDNAを直す方法です。いつでも同じ見本が使えるわけではなく、細胞周期とも関係します。
身近なイメージ
複製後の姉妹染色分体の対応する配列を利用して欠損を補えます。BRCA関連因子やRAD51などはこの経路へ関与しますが、一因子の量だけで機能は決まりません。
そもそも相同組換え修復とは?
二本鎖切断の主要な修復経路の一つです。
NHEJとは鋳型利用や経路選択が異なります。
定義・しくみ
切断端の処理、相同配列との対合・鎖侵入、DNA合成などを通じて、相同なDNAを鋳型に損傷を修復する経路です。体細胞では姉妹染色分体が利用可能なS・G2期に重要です。高忠実度の修復に寄与しますが、全状況で誤りが絶対にないと保証する呼称ではありません。
CORE FORMULA
基本公式
相同鋳型を用いる修復経路:端の処理→鎖侵入→合成・解決
FORMULA NOTES
公式の補足
経路図は時定数や修復率の式ではありません。
S・G2期の重要性を全HRがその時期だけと断定しません。
具体例で確認
教材用に切断した配列と、無傷の対応する姉妹染色分体がある場合です。
端の処理→相同配列を利用→DNA合成・接続
見本を使う点が重要です。損傷・細胞周期・因子の状態で実際の成否は変わります。
専門的にもう一歩
末端切除と経路選択には細胞周期や損傷構造、複数の因子が関与します。相同性を使わず端をつなぐNHEJも多くの切断に重要で、単純に良い経路と悪い経路へ二分しません。HR機能の異常と薬剤感受性や放射線感受性の関係は、病態・検査・治療ごとの根拠で評価します。
臨床・測定での確認点
- 細胞周期と鋳型の有無を確認します。
- 因子の発現量と実機能を区別します。
- 機序だけで個人の治療感受性を断定しません。
覚えるポイント
- 相同鋳型
- 姉妹染色分体とS・G2
- 二本鎖切断の修復
間違えやすい点
- 単に切断端を直接つなぐだけとしない
- 常に完全に無誤りとしない
- 一蛋白の量だけで修復能を決めない