RADIOLOGY GLOSSARY
寡分割照射(Hypofractionated radiotherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
通常分割と比べて1回線量を大きくし、より少ない回数で行う放射線治療の分割方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
1回を大きくして照射回数を減らす方法で、単に治療を省略することではありません。
身近なイメージ
教材上、8回×5 Gy、α/β=3 Gyで、分割間の完全修復と時間効果なしを仮定します。 物理総線量40 Gyに対しモデル上のBEDは約106.7 Gy₃です。実際の治療処方の推奨例ではありません。
そもそも寡分割照射とは?
1回を大きくして照射回数を減らす方法で、単に治療を省略することではありません。
大きな1回線量と少ない回数。/物理線量と生物学的効果。/α/βと正常組織。
定義・しくみ
通常分割と比べて1回線量を大きくし、より少ない回数で行う放射線治療の分割方法です。総線量が同じという意味ではなく、病変・正常組織・治療目的に応じた分割線量と回数を組み合わせます。
FORMULA
LQの適用範囲と時間・修復の仮定を明示します。
具体例で確認
教材上、8回×5 Gy、α/β=3 Gyで、分割間の完全修復と時間効果なしを仮定します。
BED = 8×5×(1+) ≈ 106.7 Gy₃
物理総線量40 Gyに対しモデル上のBEDは約106.7 Gy₃です。実際の治療処方の推奨例ではありません。
専門的にもう一歩
分割線量の増加に対する腫瘍と正常組織の反応はα/β値等に依存します。完全修復・時間効果省略のLQモデルではBED=nd[1+d/(α/β)]で比較できますが、高い1回線量での外挿やパラメータには不確かさがあります。部位別の臨床的根拠、線量体積、位置精度を含めて適応を判断し、計算だけで処方を交換しません。
臨床・測定での確認点
- 1回線量・回数・総治療期間を明示します。
- 腫瘍と正常組織に同じα/βを無条件に使いません。
- 線量制約と位置精度を臨床プロトコルに従って確認します。
覚えるポイント
- 大きな1回線量と少ない回数。
- 物理線量と生物学的効果。
- α/βと正常組織。
間違えやすい点
- 少ない回数が必ず低い生物学的効果とは限りません。
- すべてが定位照射とは限りません。
- 計算したBEDだけで治療法の安全性を保証しません。