RADIOLOGY GLOSSARY
固有ろ過(Inherent Filtration)
IN ONE LINE
一言でいうと
X線管の窓、絶縁油、管容器の窓など、取り外しを想定しない構成物によって生じるろ過です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
X線が装置の外へ出るまでに、窓などを通るだけで受けるフィルタ作用です。追加する板とは区別します。
身近なイメージ
教材用に、同じ条件で固有ろ過1.0 mm Alと付加ろ過1.5 mm Alとします。 同一の当量基準なら総ろ過は2.5 mm Alです。これは装置の適合基準値ではありません。
そもそも固有ろ過とは?
X線が装置の外へ出るまでに、窓などを通るだけで受けるフィルタ作用です。追加する板とは区別します。
装置構成物/mm Al/付加ろ過との和
定義・しくみ
X線管の窓、絶縁油、管容器の窓など、取り外しを想定しない構成物によって生じるろ過です。透過時に低エネルギー光子が優先的に減り、通常はアルミニウム当量で表します。
FORMULA
当量の条件をそろえます。
単純な厚さ加算ではありません。
具体例で確認
教材用に、同じ条件で固有ろ過1.0 mm Alと付加ろ過1.5 mm Alとします。
総ろ過=1.0+1.5=2.5 mm Al
同一の当量基準なら総ろ過は2.5 mm Alです。これは装置の適合基準値ではありません。
専門的にもう一歩
mm Alは物理的な部材厚ではなく、指定した線質で等価な減弱を与えるアルミニウム厚です。異なる材料の等価性は線質に依存します。総ろ過には付加ろ過も含まれ、固有ろ過だけで装置のろ過性能を判断しません。
臨床・測定での確認点
- 指定線質を記録します。
- 部材厚と当量を区別します。
- 総ろ過も確認します。
覚えるポイント
- 装置構成物
- mm Al
- 付加ろ過との和
間違えやすい点
- 窓の厚さそのものとしない
- 線質依存を無視しない
- 付加ろ過と同義にしない