RADIOLOGY GLOSSARY
低線量率小線源治療(Low-Dose-Rate Brachytherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
標的近傍の線源から低い線量率で照射する小線源治療です。従来の分類では線量指定点で0.4~2 Gy/hをLDRとし、投与放射能そのものとは区別します。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
近くに置いた線源で、時間をかけて線量を与えます。同じ総線量でも、短時間のHDRと生物学的な効果が同じとは限りません。
身近なイメージ
指定点で一定の1 Gy/hが10 h続く模型なら10 Gyです。線源の減衰や位置変化を無視した算数の例で、治療の処方ではありません。
そもそも低線量率小線源治療とは?
分類するのは線量率です。
線源を一時的に置く方法と永久挿入を区別します。
定義・しくみ
小線源治療の線量率による分類で、従来のICRUに基づく区分は指定点で0.4~2 Gy/hです。実際の線量率は位置と時刻で変わります。LDRという区分だけでは線源の置き方、核種、留置時間、総線量や臨床的な適応は決まりません。
CORE FORMULA
基本公式
D=∫Ḋ(t)dt;一定ならD=Ḋt
FORMULA NOTES
公式の補足
時間と線量率の時間単位をそろえます。
一定率は減衰等を無視した模型です。
具体例で確認
教材用に固定点の一定線量率1 Gy/h、10 hです。
D=1×10=10 Gy
模型の積算線量は10 Gyです。実治療の線量率変化や回復は別に評価します。
専門的にもう一歩
照射中の亜致死損傷回復が影響するため、HDRとの比較は線量率、時間、分割、組織の特性を含めます。指定点の率だけで全標的とOARの線量は分かりません。分類の境界を臨床的な優劣や全装置に共通する処方基準として扱わず、実際の計画と品質保証を確認します。
臨床・測定での確認点
- 指定点と時刻を明示します。
- 線源強度・位置・時間を確認します。
- HDRとの生物学的比較は条件込みで行います。
覚えるポイント
- 線量率による分類
- 指定点での評価
- 照射中の回復
間違えやすい点
- MBqをGy/hと同じとしない
- 総線量だけでHDRと同効果としない
- LDRを永久挿入だけとしない