RADIOLOGY GLOSSARY
メディアンフィルタ(Median filter)
IN ONE LINE
一言でいうと
各画素を近傍の画素値の中央値で置き換える、非線形な画像フィルタです。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
周囲の値を小さい順に並べ、真ん中の値に置き換えて極端な点を減らす処理です。
身近なイメージ
近傍5画素が10、11、12、13、200の教材例です。 中央値では200の影響を受けにくくなります。ただし200が真の小信号なら消してしまいます。
そもそもメディアンフィルタとは?
周囲の値を小さい順に並べ、真ん中の値に置き換えて極端な点を減らす処理です。
中央値への置換。/非線形。/インパルスノイズに有効。
定義・しくみ
各画素を近傍の画素値の中央値で置き換える、非線形な画像フィルタです。孤立した高値・低値のインパルスノイズを抑えやすい一方、細い構造や小さな信号まで失うことがあります。
FORMULA
中央値は順序付けたデータの中央です。
非線形処理なので単純な周波数応答の積だけでは評価できません。
具体例で確認
近傍5画素が10、11、12、13、200の教材例です。
中央値 = 12; 平均 = = 49.2
中央値では200の影響を受けにくくなります。ただし200が真の小信号なら消してしまいます。
専門的にもう一歩
平均ではなく順位統計を用いるため、一定のカーネルとの畳み込みとして表せません。外れ値に強い性質はありますが、任意のノイズで最良とは限らず、近傍サイズを大きくすると細線や小病変の消失リスクが増えます。境界の扱いも出力に影響し、処理前後を診断課題に合わせて比較します。
臨床・測定での確認点
- 近傍の大きさを明記します。
- 小信号を含むテスト画像で確認します。
- 境界処理と定量値の変化を確認します。
覚えるポイント
- 中央値への置換。
- 非線形。
- インパルスノイズに有効。
間違えやすい点
- 平均フィルタの別名ではありません。
- すべての点状病変を保つとは限りません。
- 近傍を広げれば常に良いわけではありません。