RADIOLOGY GLOSSARY
NEQ(Noise Equivalent Quanta)
IN ONE LINE
一言でいうと
実際の画像と同じ信号雑音性能を理想検出器で得るのに相当する量子数で、空間周波数ごとに評価できる指標です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
画像の信号と雑音の性能を、理想的な検出器なら何個の光子に相当するかに置き換えた指標です。
身近なイメージ
同じ入力光子数でも検出器のDQEが高ければNEQは大きくなります。比較には線質、入射線量、空間周波数を揃えます。
そもそもNEQとは?
画像の信号伝達と雑音を組み合わせて評価します。
同じ周波数・規格化の下で、DQEはNEQを入射量子数またはフルエンスで割ったものです。
定義・しくみ
同じSNR²を与える理想的な量子検出器の入力量に相当する量です。単純な総量のモデルではNEQ=SNRout²、DQE=NEQ/Ninです。周波数依存のNEQではNPSなどの規格化と面積の単位を合わせる必要があります。
CORE FORMULA
基本公式
NEQ = DQE × 入力量子数(同じ規格化の下)
FORMULA NOTES
公式の補足
DQE=
画像の平均値を使う式では線形化とNPSの定義が必要です。
具体例で確認
単純な総量モデルで入射量子数10,000、DQE=0.50と仮定します。
NEQ = DQE×Nin = 0.50×10,000 = 5,000
理想検出器の5,000量子に相当する性能です。実際に検出した光子数そのものを表すとは限りません。
専門的にもう一歩
空間周波数依存のNEQは、線形化した信号のMTFとNPSから求められます。入力フルエンスを用いた二次元の定義では単位面積当たりの量となるので、単なる個数のモデルと区別します。画像処理によるノイズ低減だけを見ても、信号伝達の低下があればNEQの改善とは限りません。
臨床・測定での確認点
- NPSとMTFの規格化を揃えます。
- 線質と入射フルエンスを明示します。
- 比較する空間周波数を指定します。
覚えるポイント
- 理想検出器への換算
- DQEとの関係
- 空間周波数依存
間違えやすい点
- NEQを検出した光子の実数としない
- DQEとNEQを同じ単位としない
- 入射量が異なるNEQだけで効率を比較しない