RADIOLOGY GLOSSARY
患者確認(医療行為前の患者本人確認)
IN ONE LINE
一言でいうと
検査や治療の前に、患者本人と実施内容を取り違えないよう確認することです。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
名前や生年月日など複数の情報で、本人と検査内容が合っているか確認します。
身近なイメージ
荷物を渡す前に宛名と住所を確認するのと同じです。
VISUAL GUIDE
図・グラフで確認
そもそも患者確認とは?
患者確認は、正しい患者へ正しい検査・治療を行うための最初の安全行動です。氏名だけでは同姓同名、聞き違い、思い込みを防げないため、生年月日や患者IDなど独立した複数の識別子を用います。
職員が名前を読み上げて同意を求める受動的確認より、可能な患者には氏名と生年月日を自分で答えてもらう能動的確認が有効です。リストバンド、受付票、装置画面、依頼情報を相互に照合します。
定義・しくみ
検査・処置・投薬・照射の直前に、対象者の氏名ともう一つ以上の独立した識別情報を、本人、識別媒体、医療情報システム、依頼内容の間で照合する手順です。病室番号や撮影室への到着順は変わり得るため、固有の識別子として使用しません。
具体例で確認
同姓の患者が続けてCT検査を受ける予定で、一人が会話困難な状況を考えます。
会話できる患者には氏名と生年月日を述べてもらい、会話困難な患者はリストバンド、患者ID、付き添い者、依頼画面など複数情報で確認します。
専門的にもう一歩
患者確認は医療安全の基本です。フルネーム、生年月日、検査部位、左右、造影剤、禁忌事項を確認し、リストバンドや依頼票だけに依存しないことが重要です。
臨床・測定での確認点
- 確認は受付時だけでなく、造影、投薬、撮影、放射線治療など重要工程の直前に行います。
- バーコードは照合を支援しますが、誤ったバンド装着や画面選択を自動的には防ぎません。
- 放射線治療では患者、部位、左右、計画、分割回数をタイムアウトで確認します。
- 患者が名乗った内容を誘導せず、表示情報との不一致があれば処置を止めて解消します。
覚えるポイント
- 複数識別子で確認
- 左右・部位確認
- 造影検査や治療前の確認
間違えやすい点
- 部屋番号だけで確認しない
- 思い込みで進めない
- 患者が名乗れない場合の手順を確認する