RADIOLOGY GLOSSARY
制限質量衝突阻止能(Restricted mass collision stopping power)
IN ONE LINE
一言でいうと
衝突で二次電子へ渡るエネルギーのうち、指定したカットオフΔを超える移行分を除いて、密度で規格化した荷電粒子のエネルギー損失を表す量です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
遠くまで運ばれる二次電子の分を別扱いにして、局所に残るエネルギー損失を数える量です。
身近なイメージ
教材用に同じ条件で非制限値2.0、除外する寄与0.3 MeV cm²/gと仮定します。 制限値は1.7 MeV cm²/gです。実際の値は物質・エネルギー・Δに対応するデータから求めます。
そもそも制限質量衝突阻止能とは?
遠くまで運ばれる二次電子の分を別扱いにして、局所に残るエネルギー損失を数える量です。
制限値はLΔ/ρ。/単位は例えばMeV cm²/g。/二次電子輸送と局所エネルギー付与を区別する。
定義・しくみ
衝突で二次電子へ渡るエネルギーのうち、指定したカットオフΔを超える移行分を除いて、密度で規格化した荷電粒子のエネルギー損失を表す量です。通常LΔ/ρと書き、Δを示して比較します。
FORMULA
差の数値は概念を示す仮定で、特定物質の実測値ではありません。
Δを大きくすると非制限値へ近づきますが、同一条件で比較します。
具体例で確認
教材用に同じ条件で非制限値2.0、除外する寄与0.3 MeV cm²/gと仮定します。
= 2.0 − 0.3 = 1.7 MeV
制限値は1.7 MeV cm²/gです。実際の値は物質・エネルギー・Δに対応するデータから求めます。
専門的にもう一歩
非制限の質量衝突阻止能Scol/ρが全衝突エネルギー損失を含むのに対し、LΔ/ρは大きなエネルギー移行を除きます。Δ以上の二次電子を明示的に輸送するときの二重計上を避ける役割があります。媒質、粒子種、運動エネルギーとΔに依存し、空洞理論の線量換算では電子スペクトルで平均します。
臨床・測定での確認点
- データ表のΔと粒子エネルギーを確認します。
- 線量換算には単位のMeVからJへの換算も必要です。
- 阻止能と物質密度を二重に掛けません。
覚えるポイント
- 制限値はLΔ/ρ。
- 単位は例えばMeV cm²/g。
- 二次電子輸送と局所エネルギー付与を区別する。
間違えやすい点
- 全エネルギー損失から放射損失だけを除く量ではありません。
- Δ未指定の値をそのまま比較しません。
- LETと常に無条件で同じ数値になるとは限りません。