RADIOLOGY GLOSSARY
空間コンパウンドイメージング(Spatial compound imaging)
IN ONE LINE
一言でいうと
同じ断面を異なる方向から観察した複数の超音波画像を位置合わせして合成する方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
同じ場所をいくつかの方向から見て重ね、粒状の模様や境界の見え方を整えます。
身近なイメージ
同じ構造を左・正面・右の三方向から観察し、位置をそろえて合成する例です。 角度依存の粒や陰影が弱まることがあります。陰影が消えたことだけで石灰化や結石がないとは判断しません。
そもそも空間コンパウンドイメージングとは?
同じ場所をいくつかの方向から見て重ね、粒状の模様や境界の見え方を整えます。
複数方向の画像合成。/スペックルの低減。/陰影と時間分解能への影響。
定義・しくみ
同じ断面を異なる方向から観察した複数の超音波画像を位置合わせして合成する方法です。角度によって変わるスペックルなどを低減し、境界の連続性を見やすくする目的で用います。
FORMULA
角度間に相関があるため独立雑音の平均式を無条件で適用しません。
位置合わせの精度と合成の重みが必要です。
具体例で確認
同じ構造を左・正面・右の三方向から観察し、位置をそろえて合成する例です。
角度依存の粒や陰影が弱まることがあります。陰影が消えたことだけで石灰化や結石がないとは判断しません。
専門的にもう一歩
電子的なビーム偏向や探触子位置の変更により異なる角度の画像を得ます。信号が完全には相関しないことを利用して合成しますが、単一角度で得られる音響陰影が弱くなる場合があり、陰影を手がかりにする観察では注意します。複数取得と体動は時間分解能や位置合わせにも影響します。
臨床・測定での確認点
- 合成前または単一角度の画像も確認します。
- 体動による境界のずれを点検します。
- 観察目的に応じ時間分解能との兼ね合いを考えます。
覚えるポイント
- 複数方向の画像合成。
- スペックルの低減。
- 陰影と時間分解能への影響。
間違えやすい点
- 周波数コンパウンドと同じ操作ではありません。
- 単純にゲインを下げる処理ではありません。
- 陰影低減は原因構造の消失を意味しません。