RADIOLOGY GLOSSARY
ティッシュハーモニックイメージング(Tissue harmonic imaging)
IN ONE LINE
一言でいうと
組織内を伝わる超音波の非線形性によって生じた高調波成分を利用して、画像を作る方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
組織を進む間に生じる高い周波数の成分を取り出して、超音波画像を作ります。
身近なイメージ
基本波が2 MHzの理想的な第2高調波を考えます。 第2高調波は4 MHzです。装置は有限の周波数帯域を扱うので、一つの周波数だけを受信するわけではありません。
そもそもティッシュハーモニックイメージングとは?
組織を進む間に生じる高い周波数の成分を取り出して、超音波画像を作ります。
非線形伝搬による高調波。/第2高調波と周波数。/造影ハーモニックとの違い。
定義・しくみ
組織内を伝わる超音波の非線形性によって生じた高調波成分を利用して、画像を作る方法です。主に第2高調波を受信し、基本波とは異なるビーム特性を画像に活用します。
FORMULA
第n高調波は理想的には基本周波数のn倍です。
軸方向分解能は周波数だけでなくパルス帯域にも依存します。
具体例で確認
基本波が2 MHzの理想的な第2高調波を考えます。
f2=2×2=4 MHz
第2高調波は4 MHzです。装置は有限の周波数帯域を扱うので、一つの周波数だけを受信するわけではありません。
専門的にもう一歩
伝搬による波形のゆがみが高調波を生みます。周波数分離やパルスインバージョンなどで基本波を抑えて高調波を取り出します。ビームの広がりや近距離のクラッタを抑える利点がありますが、高周波の減衰、探触子帯域や受信方式に依存します。造影剤の非線形応答を使う造影ハーモニックとは音源の説明を分けます。
臨床・測定での確認点
- 深部での信号低下を基本波画像と比較します。
- 送受信帯域と選択した方式を確認します。
- 高調波利用でも超音波出力と安全指標に注意します。
覚えるポイント
- 非線形伝搬による高調波。
- 第2高調波と周波数。
- 造影ハーモニックとの違い。
間違えやすい点
- 送信周波数を単に2倍にする方法ではありません。
- 全深度・全分解能が必ず改善するとは限りません。
- ティッシュハーモニックに造影剤は必須ではありません。