RADIOLOGY GLOSSARY
Aモード(Amplitude Mode)
IN ONE LINE
一言でいうと
一本の走査線に沿うエコーの振幅を、到達時間または深さに対して表示する方法です。二次元の断層画像とは異なります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
戻ってきた音の強さを山の高さ、戻るまでの時間を横位置で表します。山の間隔を使って境界までの距離を調べられます。
身近なイメージ
往復時間20 μsのエコーは音速1,540 m/sの模型で深さ15.4 mmへ対応します。実際の測定では通過組織の音速が重要です。
そもそもAモードとは?
一次元の振幅表示です。
深さへの換算には音速と往復時間を使います。
定義・しくみ
単一のパルスエコー走査から得たエコー振幅を、受信時刻に沿って描く表示形式です。仮定した音速を用いて時刻を距離へ換算できます。振幅は反射特性だけでなく減衰やゲインにも影響され、二次元の組織分布を直接示す表示ではありません。
CORE FORMULA
基本公式
d=
FORMULA NOTES
公式の補足
tは送信から受信までの往復時間です。
距離換算に使う組織音速を明示します。
具体例で確認
教材用にc=1,540 m/s、往復時間t=20 μsです。
d==15.4 mm
深さは15.4 mmです。行きと帰りの二倍の経路を補正しています。
専門的にもう一歩
振幅表示を使う距離測定では、境界ピークの選び方と音速の校正が結果に影響します。強い多重反射が余分なピークを作ることもあります。Bモードは多くの走査線の振幅情報を輝度へ写像するため、Aモードの基本的な距離・振幅情報は断層像にも関係します。
臨床・測定での確認点
- 音速の仮定を確認します。
- 真の境界と多重反射を区別します。
- ゲインによる振幅変化に注意します。
覚えるポイント
- 振幅対距離
- 一次元表示
- 往復時間の1/2
間違えやすい点
- 二次元断層表示としない
- 山の高さを距離としない
- 全エコーを直接反射と断定しない