RADIOLOGY GLOSSARY

スライス厚アーチファクト(Ultrasound Slice-thickness Artifact)

IN ONE LINE

一言でいうと

超音波ビームの断面外方向の厚みにより、表示断面の外の構造からのエコーが画像内へ重なる現象です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

画面で見ている断面にも実際には厚みがあり、その厚みの中の別の物が一緒に写ることがあります。

身近なイメージ

概念例として、嚢胞の横の組織が厚いビーム内に含まれる配置を考えます。 横の組織のエコーが嚢胞内へ表示され得ます。別断面での再現性を確認し、画像だけで内部物質と断定しません。

そもそもスライス厚アーチファクトとは?

画面で見ている断面にも実際には厚みがあり、その厚みの中の別の物が一緒に写ることがあります。

断面外の重なり/偽の内部エコー/集束

定義・しくみ

超音波ビームの断面外方向の厚みにより、表示断面の外の構造からのエコーが画像内へ重なる現象です。嚢胞内の偽のエコーなどを生じ、CTの部分容積効果とは機序を分けて考えます。

FORMULA

断面外方向の厚みです。

二次元画面は無厚みではありません。

具体例で確認

概念例として、嚢胞の横の組織が厚いビーム内に含まれる配置を考えます。

横の組織のエコーが嚢胞内へ表示され得ます。別断面での再現性を確認し、画像だけで内部物質と断定しません。

専門的にもう一歩

断面外方向の集束はプローブ構造と距離に依存します。弱い嚢胞内エコーを実体と断定せず、焦点、走査面、角度を変えて再確認します。ゲインを下げるだけでは真の低エコーも失われ、原因の特定にはなりません。

臨床・測定での確認点

  • 複数断面で確認します。
  • 焦点と深さを変えます。
  • 弱い真の信号も保護します。

覚えるポイント

  • 断面外の重なり
  • 偽の内部エコー
  • 集束

間違えやすい点

  • 必ず沈殿物としない
  • 方位分解能と同一にしない
  • ゲインだけで確定しない

一緒に確認したい用語

超音波フォーカス方位分解能Bモード