RADIOLOGY GLOSSARY
原子核(Atomic Nucleus)
IN ONE LINE
一言でいうと
原子の中心にある、陽子と中性子からなる小さな領域です。原子の質量の大部分を持ち、核壊変や核反応の主体になります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
原子の中心にある重い部分です。正電荷を持つ陽子と、電荷を持たない中性子が主な構成要素です。
身近なイメージ
炭素12の核は陽子6個・中性子6個です。中性炭素原子の電子6個は核の構成数には含めません。
そもそも原子核とは?
核子数はA=Z+Nです。通常の水素核は陽子一個です。
原子全体の電子殻とは大きさ・エネルギー尺度が異なります。
定義・しくみ
陽子Z個と中性子N個で構成される結合系で、電荷は+Zeです。原子の中心にあり、電子殻よりはるかに小さな大きさに質量の大部分が集中します。原子番号は陽子数で決まり、電子の出入りだけでは核種は変わりません。
CORE FORMULA
基本公式
A=Z+N;q核=+Ze
FORMULA NOTES
公式の補足
中性子は正味電荷0です。
電子数はAの計算へ含めません。
具体例で確認
教材用にZ=8、A=16の核の構成と電荷を求めます。
N=16−8=8;q=+8e
陽子8個、中性子8個で、核の電荷は+8eです。中性原子全体の正味電荷とは異なります。
専門的にもう一歩
核子を結びつける強い相互作用と陽子間の電気的反発が核構造に関係します。核の状態はエネルギー、スピン、パリティなどで記述され、核の励起からγ放射や内部転換が起こり得ます。核子の質量の単純な合計より核質量は小さく、差は結合エネルギーに対応します。
臨床・測定での確認点
- 原子核と原子全体の質量を区別します。
- Z・A・核状態をそろえて核種を指定します。
- 核由来の放射線と電子殻由来のX線を区別します。
覚えるポイント
- 陽子と中性子
- 核電荷+Ze
- 原子質量の大部分が集中
間違えやすい点
- 核に通常の軌道電子が含まれるとしない
- すべての核に中性子が必須としない
- 核電荷と原子全体の電荷を混同しない