RADIOLOGY GLOSSARY

アバランシェフォトダイオード(Avalanche photodiode)

IN ONE LINE

一言でいうと

光で生じた電子・正孔を強い電界で加速し、衝突電離によって信号を内部増倍する半導体の光検出器です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

光を電気に変えたあと、半導体の中で電子を増やして弱い光を読み取ります。

身近なイメージ

一定光入力の一次光電流2 pA、内部利得100という理想化した例です。 光由来の出力電流は200 pAです。暗電流や増倍雑音を含めた総出力とは区別します。

そもそもアバランシェフォトダイオードとは?

光を電気に変えたあと、半導体の中で電子を増やして弱い光を読み取ります。

衝突電離による内部増倍。/逆バイアスと降伏。/温度・利得と雑音。

定義・しくみ

光で生じた電子・正孔を強い電界で加速し、衝突電離によって信号を内部増倍する半導体の光検出器です。通常の比例動作と、降伏電圧を超えるGeiger動作では信号の扱いが異なります。

FORMULA

式は比例動作の光電流成分です。

増倍利得と光子検出確率は別の量です。

具体例で確認

一定光入力の一次光電流2 pA、内部利得100という理想化した例です。

Iout=M Iphoto=100×2=200 pA

光由来の出力電流は200 pAです。暗電流や増倍雑音を含めた総出力とは区別します。

専門的にもう一歩

逆バイアスした接合の増倍領域で雪崩増倍を起こします。比例動作では入力光量に対応する光電流を増幅しますが、増倍の統計ゆらぎも加わります。温度と印加電圧は利得や暗電流に影響し、利得の増加だけで量子効率やSNRが同じ割合で改善するわけではありません。

臨床・測定での確認点

  • 波長に対応する感度を確認します。
  • 温度とバイアスを管理します。
  • 比例領域とGeiger領域を区別します。

覚えるポイント

  • 衝突電離による内部増倍。
  • 逆バイアスと降伏。
  • 温度・利得と雑音。

間違えやすい点

  • 光電子増倍管と同じ真空管ではありません。
  • 入射光子が全て検出されるわけではありません。
  • 増倍で雑音がなくなるわけではありません。