RADIOLOGY GLOSSARY

漏れ電流(Dosimeter leakage current)

IN ONE LINE

一言でいうと

放射線による目的の電離信号とは別に、線量計の絶縁部やケーブル、電位計などから生じる不要な電流です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

放射線を測る信号に紛れ込む、測定器自身の余分な電流です。

身近なイメージ

仮に指示電流100 pAに、同符号の安定した漏れ電流0.2 pAが含まれます。 補正後は99.8 pAです。安定性の確認が必要で、この例は機器の合否基準ではありません。

そもそも漏れ電流とは?

放射線を測る信号に紛れ込む、測定器自身の余分な電流です。

微小信号ほど相対影響が大きい。/照射前後の両方を確認。/電流の符号も考慮。

定義・しくみ

放射線による目的の電離信号とは別に、線量計の絶縁部やケーブル、電位計などから生じる不要な電流です。照射前に存在する成分だけでなく、照射後に現れる成分も測定に影響します。

FORMULA

引き算は符号付き電流で行います。

時間変化する漏れに一定の差分補正を適用しません。

具体例で確認

仮に指示電流100 pAに、同符号の安定した漏れ電流0.2 pAが含まれます。

信号電流 = 100 − 0.2 = 99.8 pA

補正後は99.8 pAです。安定性の確認が必要で、この例は機器の合否基準ではありません。

専門的にもう一歩

湿気、汚染、絶縁不良や機械的なケーブル応力などで変化し、低信号の測定ほど相対的な影響が大きくなります。TRS-398 Rev.1では照射前後の確認を求めています。一定の漏れを差し引く場合も符号と時間変化を確認し、大きい・不安定な漏れを単純な数値補正だけで済ませません。

臨床・測定での確認点

  • 照射前と後で漏れを測定します。
  • コネクタの清潔・乾燥と絶縁を維持します。
  • 低線量率や小体積電離箱では信号に対する割合を評価します。

覚えるポイント

  • 微小信号ほど相対影響が大きい。
  • 照射前後の両方を確認。
  • 電流の符号も考慮。

間違えやすい点

  • 漏れは常に正とは限りません。
  • ゼロ調整だけで不安定な絶縁不良は直りません。
  • 漏れを線量率そのものと混同しません。

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