RADIOLOGY GLOSSARY

シリコン光電子増倍器(Silicon photomultiplier)

IN ONE LINE

一言でいうと

Geiger動作する多数の微小なアバランシェフォトダイオードを並列に結び、発火したセルの信号を足し合わせる半導体光検出器です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

光に反応する小さなセルをたくさん並べ、反応したセルの数を電気信号として読みます。

身近なイメージ

同じ大きさの単セル電荷qを持つ40セルが独立に一回発火した理想例です。 出力は40セル相当です。入射光子40個という結論には検出効率や多重発火の補正が必要です。

そもそもシリコン光電子増倍器とは?

光に反応する小さなセルをたくさん並べ、反応したセルの数を電気信号として読みます。

Geiger APDの多数セル。/消光と回復。/暗計数・飽和・クロストーク。

定義・しくみ

Geiger動作する多数の微小なアバランシェフォトダイオードを並列に結び、発火したセルの信号を足し合わせる半導体光検出器です。各セルには雪崩を止めて回復させる仕組みがあります。

FORMULA

式は同一セルの再発火や飽和を無視した例です。

具体例で確認

同じ大きさの単セル電荷qを持つ40セルが独立に一回発火した理想例です。

Q=40q; =40

出力は40セル相当です。入射光子40個という結論には検出効率や多重発火の補正が必要です。

専門的にもう一歩

各セルの一回の電荷は過電圧と容量に依存します。同じセルに同時に複数光子が入っても独立に数えられず、セル数と回復時間により飽和します。暗計数、光学クロストークやアフターパルスも発火数に寄与するため、セル信号を無補正で入射光子数へ読み替えません。

臨床・測定での確認点

  • 過電圧と温度を記録します。
  • 暗計数とクロストークを評価します。
  • セル飽和・回復と読取時間を確認します。

覚えるポイント

  • Geiger APDの多数セル。
  • 消光と回復。
  • 暗計数・飽和・クロストーク。

間違えやすい点

  • 一個の比例動作APDと同じ応答ではありません。
  • 磁場に強くてもMRI装置全体の安全を保証しません。
  • セル数より多い同時光子を必ず個別計数できません。