RADIOLOGY GLOSSARY
テストボーラス法(Test bolus technique)
IN ONE LINE
一言でいうと
少量の造影剤を試験注入し、対象部位の時間濃度曲線などから本撮影に適した造影タイミングを推定する方法です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
少量を先に流して届く時間を調べ、その結果を本番の撮影タイミングに生かします。
身近なイメージ
試験注入でピークが20秒、本番条件への補正遅延を仮に4秒とする教材例です。 24秒という計画になります。補正4秒は仮定で、注入時間と撮影時間を考慮して実際は施設で設定します。
そもそもテストボーラス法とは?
少量を先に流して届く時間を調べ、その結果を本番の撮影タイミングに生かします。
試験注入による時間濃度曲線。/本注入とは別測定。/本番条件への対応付け。
定義・しくみ
少量の造影剤を試験注入し、対象部位の時間濃度曲線などから本撮影に適した造影タイミングを推定する方法です。本番の注入とは別に測定するため、条件の対応と追加の造影剤・線量を考慮します。
FORMULA
本番のタイミングは試験ピークだけでは決まりません。
追加遅延の値は撮影方式・注入条件に依存します。
具体例で確認
試験注入でピークが20秒、本番条件への補正遅延を仮に4秒とする教材例です。
設定遅延 = 20 + 4 = 24秒
24秒という計画になります。補正4秒は仮定で、注入時間と撮影時間を考慮して実際は施設で設定します。
専門的にもう一歩
試験注入後の反復画像から血管のCT値変化を測り、到達・ピークなどを参考に撮影遅延を決めます。試験と本注入では注入時間や量が異なり得るため、ピーク時刻をそのままコピーするだけでは適切でない場合があります。ボーラストラッキングのように本注入をリアルタイムに監視する方式とは区別します。
臨床・測定での確認点
- 試験注入と本注入の速度・濃度を確認します。
- 追加造影剤と監視撮影を総量・総線量に含めます。
- 試験後の循環変動やルート状態も確認します。
覚えるポイント
- 試験注入による時間濃度曲線。
- 本注入とは別測定。
- 本番条件への対応付け。
間違えやすい点
- 試験注入は造影剤のアレルギー試験ではありません。
- 全患者で同じピーク時刻になるわけではありません。
- ボーラストラッキングと同じ実時間監視ではありません。