RADIOLOGY GLOSSARY
バックアップ(Data Backup)
IN ONE LINE
一言でいうと
故障、誤削除や攻撃等から復旧するため、データや必要な設定の別のコピーを保持することです。取得だけでなく復元できるかの確認が必要です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
元のデータが使えなくなったときに戻せるよう、別のコピーを用意することです。元と同時に消されるコピーだけでは十分ではありません。
身近なイメージ
画像データと関連データベースを整合する時点で保存し、切り離した等の保管から試験環境へ復元して、画像と患者対応を確認します。
そもそもバックアップとは?
必要な復旧点と復旧時間を想定して設計します。
攻撃や災害が同時に及ばない保管と、復元試験を考えます。
定義・しくみ
障害等の後に情報を復元するためのコピーとその管理です。対象は診療データだけでなく、構成・設定、必要な鍵等も検討します。ミラーリングや同期は誤削除・暗号化まで複製することがあるため、世代保持等のバックアップと同じ保護を必ず提供するものではありません。
FORMULA
取得間隔だけではRPO達成を保証しません。
容量やコピー数だけから復旧所要時間は決まりません。
具体例で確認
教材用に最終正常バックアップが午前0時、障害が午前6時に発生し、その間は他の復旧手段がないとします。
未保存になり得る期間 = 6時−0時 = 6時間
最大6時間分の更新を失う可能性があります。実際のRPOは許容する復旧点の目標で、この経過時間と同義ではありません。
専門的にもう一歩
世代・保存先・権限分離や改変防止を含め、ランサムウェアや広域災害の波及を避けます。復元にはソフトウェア、鍵、関連DBやネットワーク等も必要で、データファイルだけの試験では不十分な場合があります。攻撃後はバックアップへ既に不正プログラムが入っている可能性も評価し、不用意な復元で被害を拡げません。復旧手順と訓練を継続します。
臨床・測定での確認点
- 必要な対象・世代・保管先とアクセスを定めます。
- 復元時間と患者・画像の整合性を試験します。
- 復旧前に安全性とバックアップの正常時点を確認します。
覚えるポイント
- 復元するためのコピー
- 同期・冗長化との違い
- 隔離・世代と復元試験
間違えやすい点
- 同じ障害域のコピーだけで十分としない
- バックアップ成功表示だけで復元成功としない
- 攻撃後のコピーを検証せず戻さない