RADIOLOGY GLOSSARY
びまん性散乱(Diffuse Scattering)
IN ONE LINE
一言でいうと
不均一な組織や粗い境界などによって、入射超音波のエネルギーが複数方向へ散らばる現象です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
組織の細かな違いで音がいろいろな方向へ散り、その一部がプローブへ戻って画像になります。
身近なイメージ
教材用に音速1540 m/s、周波数5 MHzで波長を求めます。 散乱体と約0.308 mmの波長の大小関係を検討します。この計算だけでは散乱強度を求められません。
そもそもびまん性散乱とは?
組織の細かな違いで音がいろいろな方向へ散り、その一部がプローブへ戻って画像になります。
複数方向/組織エコー/散乱波の干渉
定義・しくみ
不均一な組織や粗い境界などによって、入射超音波のエネルギーが複数方向へ散らばる現象です。戻りの成分は組織のエコーへ寄与し、鏡面反射とは方向性が異なります。
FORMULA
cとfで波長を求める式です。
散乱強度の式ではありません。
具体例で確認
教材用に音速1540 m/s、周波数5 MHzで波長を求めます。
λ==0.308 mm
散乱体と約0.308 mmの波長の大小関係を検討します。この計算だけでは散乱強度を求められません。
専門的にもう一歩
散乱体の大きさ、波長、分布や音響特性の差で散乱が変わります。多数の散乱波が干渉してスペックルを形成し、単純な粒子数の画像とはなりません。びまん性という表現だけで等方的散乱や特定の周波数べき則を仮定しません。
臨床・測定での確認点
- 周波数依存を考慮します。
- スペックルを識別します。
- 角度変化も確認します。
覚えるポイント
- 複数方向
- 組織エコー
- 散乱波の干渉
間違えやすい点
- 必ず等方的としない
- 画像粒を実細胞としない
- 一律の周波数則としない