RADIOLOGY GLOSSARY

デジタルサブトラクション血管造影(Digital subtraction angiography)

IN ONE LINE

一言でいうと

造影前のマスク画像と造影後の画像を位置対応させて差分を取り、骨や軟部組織などの背景を減らして造影血管を強調する方法です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

造影前の画像を引き算して、造影剤の入った血管を見やすくする方法です。

身近なイメージ

同じ位置の対数変換画像値がマスク1.2、造影後1.5とする教材例です。 背景が不変なら造影による差を残せます。0.3は例示の画像値で血管径や濃度を直接表しません。

そもそもデジタルサブトラクション血管造影とは?

造影前の画像を引き算して、造影剤の入った血管を見やすくする方法です。

マスクと造影後の差分。/対数変換の役割。/体動によるミスレジストレーション。

定義・しくみ

造影前のマスク画像と造影後の画像を位置対応させて差分を取り、骨や軟部組織などの背景を減らして造影血管を強調する方法です。投影画像の動きや造影タイミングに影響されます。

FORMULA

差分の符号と表示は実装の規約に依存します。

背景の位置と透過条件が対応することが前提です。

具体例で確認

同じ位置の対数変換画像値がマスク1.2、造影後1.5とする教材例です。

差分 = 1.5 − 1.2 = 0.3

背景が不変なら造影による差を残せます。0.3は例示の画像値で血管径や濃度を直接表しません。

専門的にもう一歩

X線透過の指数関係を対数変換して差分することで、造影物質による線積分減弱の変化を強調します。マスクと造影画像の位置がずれるとミスレジストレーションが生じ、骨縁などが偽像として残ります。位置合わせや再マスクで対応できる場合もありますが、撮影線量と造影剤量を含む安全管理が必要です。

臨床・測定での確認点

  • 呼吸・体動とマスク選択を確認します。
  • 撮影頻度・照射野と線量を管理します。
  • 造影剤の適応・既往・注入条件を院内手順で確認します。

覚えるポイント

  • マスクと造影後の差分。
  • 対数変換の役割。
  • 体動によるミスレジストレーション。

間違えやすい点

  • 差分だけで患者の動きを消せません。
  • すべての血管造影をDSAと呼びません。
  • 画像処理で被ばくがなくなるわけではありません。