RADIOLOGY GLOSSARY
拍動指数(PI)(Pulsatility index)
IN ONE LINE
一言でいうと
動脈ドプラ波形の収縮期最高流速と拡張末期流速の差を、心周期で時間平均した最大流速包絡線の値で割った無次元指標です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
1拍の流速の変動を、波形全体の時間平均に対してどれくらい大きいかで示します。
身近なイメージ
S=40、D=10、包絡線の時間平均TAMX=20 cm/sという教材例です。 PIは1.5です。分母を(S+D)/2=25とする計算ではありません。
そもそも拍動指数(PI)とは?
1拍の流速の変動を、波形全体の時間平均に対してどれくらい大きいかで示します。
(S−D)/TAMX。/包絡線の時間平均。/RIの分母との違い。
定義・しくみ
動脈ドプラ波形の収縮期最高流速と拡張末期流速の差を、心周期で時間平均した最大流速包絡線の値で割った無次元指標です。最高値と最低値の単純な平均を分母に使う指標ではありません。
FORMULA
分母は時間平均最大流速で、最高・最低の平均ではありません。
分母0に近い場合は比の解釈が不安定です。
具体例で確認
S=40、D=10、包絡線の時間平均TAMX=20 cm/sという教材例です。
PI = = 1.5
PIは1.5です。分母を(S+D)/2=25とする計算ではありません。
専門的にもう一歩
ここではPI=(S−D)/TAMXという動脈波形の定義を採用します。TAMXは最大速度包絡線の心周期平均で、スペクトル強度で重み付けした平均速度とは異なります。波形のトレース、拡張期成分、拍動の変化に影響され、静脈用の別の拍動指標とも区別します。正常範囲は血管・臨床状況別に確認します。
臨床・測定での確認点
- 包絡線と心周期を適切にトレースします。
- どの平均値を使う装置か確認します。
- フィルタ、測定位置、周期の条件を記録します。
覚えるポイント
- (S−D)/TAMX。
- 包絡線の時間平均。
- RIの分母との違い。
間違えやすい点
- PIは通常0〜1に制限されません。
- RIと同じ数字になる指標ではありません。
- 強度加重平均速度を同じ平均として混ぜません。