RADIOLOGY GLOSSARY
照射線量(Exposure)
IN ONE LINE
一言でいうと
X線またはガンマ線が空気を電離して作る電荷量を、空気の質量で割った量です。
01
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
空気中でどれくらい電離が起きたかを見る古典的な線量の量です。現在の臨床では吸収線量や空気カーマの理解と合わせて整理します。
身近なイメージ
空気の中にどれくらい電荷が生まれたかを測る、空気用のものさしです。
02
そもそも照射線量とは?
照射線量は、X線またはγ線が空気を電離して生じた一方符号のイオン電荷を、空気質量当たりで表す古典的な放射線量です。SI単位はC/kgで、旧単位にR(レントゲン)があります。
空気中の光子に対して定義された量であり、物質へ付与されたエネルギーを表す吸収線量とは異なります。現在の線量計測では空気カーマが広く用いられますが、単位変換や歴史的測定量として出題されます。
03
定義・しくみ
光子が質量dmの空気中で放出した電子・陽電子を完全に止めたとき、その電子群が空気中に生成した一方符号の全イオン電荷の絶対値dQをdmで除し、X=dQ/dmと定義します。光子以外の一次放射線や空気以外の媒質へ直接定義しません。
CORE FORMULA
基本公式
X = dQdm
FORMULA NOTES
公式の補足
照射線量のSI単位はCkg
1 R = 2.58 x 10^-4 Ckg
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具体例で確認
0.010 kgの空気に一方符号の電荷2.58×10^-6 Cが生じたとします。
X = 2.58×10^-6 C0.010 kg = 2.58×10^-4 Ckg
これは1 Rに相当します。C/kgをGyへ単位だけで置き換えず、空気のW値などを介したエネルギー量との関係が必要です。
05
専門的にもう一歩
照射線量の対象は光子で、電離箱の原理と結びついて問われます。単位はC/kgで、古い単位Rとの換算が出ることがあります。荷電粒子線や中性子にはそのまま適用しません。
臨床・測定での確認点
- 照射線量の対象はX線・γ線と空気であり、中性子や組織内へそのまま定義しません。
- 吸収線量の単位Gy、等価・実効線量の単位Svと区別します。
- 1 R=2.58×10^-4 C/kgは正確な単位換算です。
- 自由空気電離箱は照射線量・空気カーマ標準の基本原理と関係します。
06
覚えるポイント
- 対象はX線・ガンマ線
- 電離箱と関連する
- C/kgとRの換算が問われる
07
間違えやすい点
- 吸収線量Gyと混同しない
- 電子線や中性子線にそのまま使わない
- 空気中の電離量である点を忘れない
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