RADIOLOGY GLOSSARY

勾配磁場スルーレート(Gradient magnetic field slew rate)

IN ONE LINE

一言でいうと

MRIで位置情報を与える傾斜磁場の強さが、時間当たりにどれだけ速く変化するかを表す量です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

位置を区別する磁場を、どれくらい速く立ち上げたり切り替えたりできるかです。

身近なイメージ

傾斜磁場を0から40 mT/mまで0.2 msで直線的に増やす教材例です。 スルーレートは200 T/m/sです。単位をmTとmsのまま別々に取り違えないようにします。

そもそも勾配磁場スルーレートとは?

位置を区別する磁場を、どれくらい速く立ち上げたり切り替えたりできるかです。

dG/dt。/単位T/m/s。/強度と立上り速度を区別。

定義・しくみ

MRIで位置情報を与える傾斜磁場の強さが、時間当たりにどれだけ速く変化するかを表す量です。通常T/m/sで示し、最大傾斜磁場強度や静磁場の空間勾配とは異なります。

FORMULA

例は一定傾きの直線ランプです。

具体例で確認

傾斜磁場を0から40 mT/mまで0.2 msで直線的に増やす教材例です。

SR = = 200

スルーレートは200 T/m/sです。単位をmTとmsのまま別々に取り違えないようにします。

専門的にもう一歩

SR=dG/dtで、勾配波形の立ち上がり時間に関係します。高速化は短いTEや高速シーケンスに役立ちますが、末梢神経刺激、騒音、装置の熱・電気的制約もあります。仕様の軸当たりの値と合成値を区別し、最大性能が患者の全シーケンスでそのまま使われるとは考えません。

臨床・測定での確認点

  • 軸当たりか合成値かを確認します。
  • 神経刺激と騒音の制約を考慮します。
  • 最大強度とSRを別項目として記録します。

覚えるポイント

  • dG/dt。
  • 単位T/m/s。
  • 強度と立上り速度を区別。

間違えやすい点

  • SRが高いほど常に安全・高画質とは限りません。
  • 静磁場強度Tと同じ性能値ではありません。
  • 装置仕様がそのまま体内の誘導電界の値ではありません。