RADIOLOGY GLOSSARY
半減期(Physical Half-life)
IN ONE LINE
一言でいうと
放射能や薬剤量などが半分になるまでの時間です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
100あったものが50になるまでの時間です。
身近なイメージ
氷が少しずつ溶けて半分になるまでの時間を考えると近いです。
VISUAL GUIDE
図・グラフで確認
そもそも半減期とは?
物理学的半減期は、放射性核種の原子数または放射能が放射壊変によって半分になるまでの時間です。個々の原子がいつ壊変するかは予測できませんが、多数の原子では指数関数的に減少します。
温度、圧力、化学形など通常の外的条件にはほとんど影響されず、核種固有の値です。体内では排泄・代謝による生物学的減少も加わるため、有効半減期は物理学的半減期より短くなります。
定義・しくみ
放射性核種の原子数Nまたは放射能Aが初期値の1/2になる時間Tpで、A(t)=A0 exp(-λt)、Tp=ln2/λの関係があります。n半減期後の放射能はA0×(1/2)^nです。平均寿命1/λとは同じ時間ではありません。
CORE FORMULA
基本公式
A(t) = A0 × )
具体例で確認
物理学的半減期6時間の99mTcが、初め800 MBqあったとします。12時間後を求めます。
A = 800 × )^2 = 200 MBq
12時間は2半減期なので200 MBqです。毎時一定量を引くのではなく、残っている放射能に同じ割合が掛かります。
専門的にもう一歩
核医学では物理的半減期、生物学的半減期、有効半減期を区別します。投与量、撮像時刻、被ばく管理で重要です。
臨床・測定での確認点
- 半減期が経過するたびに半分となり、2半減期で0ではなく1/4残ります。
- 放射能の単位Bqは1秒当たり壊変数で、原子数と比例します。
- 撮像・投与時刻へ放射能を補正するときは、基準時刻と経過時間を明確にします。
- 物理学的半減期、生物学的半減期、有効半減期の関係を区別します。
覚えるポイント
- 指数関数的減衰
- 物理的・生物学的・有効半減期
- 核医学検査
間違えやすい点
- 一定量ずつ減ると考えない
- 物理的半減期だけで体内残留を判断しない
- 単位時間あたりの割合で減る点を忘れない