RADIOLOGY GLOSSARY
IGRT(Image-Guided Radiation Therapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
画像誘導により治療位置を確認・補正して行う放射線治療です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
治療直前や治療中に画像で位置を確認し、ずれを直して照射します。
身近なイメージ
カーナビで現在地を確認しながら目的地へ進むような治療です。
そもそもIGRTとは?
IGRTは、治療直前または治療中に取得した画像で患者・標的・臓器位置を確認し、計画時とのずれを補正して照射する技術です。kV/MV画像、CBCT、表面画像、超音波などを用います。
高精度照射で位置不確かさを小さくし、PTVマージン最適化に役立ちますが、画像被ばく、軟部描出、位置照合基準、回転誤差、臓器変形を考慮します。
定義・しくみ
治療計画画像と照射時画像を骨構造、fiducial marker、軟部組織、体表などでregistrationし、並進・回転ずれを評価して治療台補正または再計画へ反映する一連の手順です。位置確認だけでなく、補正判断・記録・許容値を含みます。
具体例で確認
前立腺治療前CBCTで計画位置から左右3 mm、前後5 mmのずれを認めたとします。
施設の照合基準と許容値に従って治療台を補正し、補正後位置を確認します。骨一致だけで膀胱・直腸充満による前立腺変形を見落とさないようにします。
専門的にもう一歩
IGRTではkV画像、CBCT、EPID、マーカー照合などを用います。セットアップ誤差、臓器移動、PTVマージンと関連して問われます。
臨床・測定での確認点
- online correctionは照射前に補正し、offline correctionは複数回情報から系統誤差を補正します。
- 画像座標と治療ビームアイソセンタの一致を定期QAで確認します。
- CBCT画質とHU精度、金属・体動アーチファクトは照合と適応治療へ影響します。
- IGRT頻度と撮影条件は位置精度の便益と追加被ばくを最適化します。
覚えるポイント
- 位置照合
- CBCTやEPID
- PTVマージンとの関係
間違えやすい点
- 治療計画そのものを作る方法と混同しない
- 画像確認で被ばくが増える点を忘れない
- 補正方向の確認が重要