RADIOLOGY GLOSSARY
鮮鋭度(Image sharpness)
IN ONE LINE
一言でいうと
画像の輪郭や細部がどの程度くっきり表現されるかを示す性質です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
輪郭がなまらず、くっきり見える度合いです。画像処理でも見かけが変わります。
身近なイメージ
同じ画像にアンシャープマスクを適用し、輪郭の差が大きく見える状況を考えます。 見かけの鮮鋭度は増しても、元画像で分離できなかった二点を正しく分離できる保証はありません。
そもそも鮮鋭度とは?
輪郭がなまらず、くっきり見える度合いです。画像処理でも見かけが変わります。
鮮鋭感と分解能を区別。/ぼけの広がりと周波数応答。/強調に伴う偽像・ノイズ。
定義・しくみ
画像の輪郭や細部がどの程度くっきり表現されるかを示す性質です。ぼけ、周波数応答、コントラストや表示処理が関係し、二つの構造を分離できる限界としての空間分解能とは区別して考えます。
FORMULA
鮮鋭度に全方式共通の単一式や単位はありません。
線形系のMTFによる説明には適用条件があります。
具体例で確認
同じ画像にアンシャープマスクを適用し、輪郭の差が大きく見える状況を考えます。
見かけの鮮鋭度は増しても、元画像で分離できなかった二点を正しく分離できる保証はありません。
専門的にもう一歩
線形・位置不変系ではPSFやLSFの幅とMTFによって細部の伝達を評価できます。ただし、強調処理で鮮鋭感を上げても、標本化や撮影で失われた情報が戻るとは限りません。デジタル画像や非線形再構成では対象のコントラストやノイズにも依存するため、限界分解能の単一値と同一視しません。
臨床・測定での確認点
- 原画像と表示・強調条件を区別します。
- MTFなどの評価は入力・線量条件をそろえます。
- 診断対象のコントラストとノイズも確認します。
覚えるポイント
- 鮮鋭感と分解能を区別。
- ぼけの広がりと周波数応答。
- 強調に伴う偽像・ノイズ。
間違えやすい点
- 鋭い輪郭が正確な構造を保証しません。
- MTFの一つの周波数だけで全画質を表しません。
- 表示倍率を上げても取得分解能は増えません。