RADIOLOGY GLOSSARY
内部被ばく(Internal Exposure)
IN ONE LINE
一言でいうと
体内へ取り込まれた放射性核種が放出する放射線によって受ける被ばくです。吸入、摂取、注射や傷口などが取り込み経路になります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
放射性物質が体の中に入り、その物質から出る放射線を受けることです。外に置かれた線源から放射線だけを受ける場合とは違います。
身近なイメージ
放射性医薬品を注射した後、その体内分布に応じて臓器が被ばくします。職員の個人線量計だけでは、体内取り込みの評価を代用できません。
そもそも内部被ばくとは?
取り込み経路と核種の体内分布を考えます。
物理的壊変と生物学的な移行・排泄の両方が関係します。
定義・しくみ
体内に存在する核種からの放射線による照射です。核医学の適切な医薬品投与による医療被ばくと、職場での予期しない取り込み等を区別します。皮膚表面の汚染だけで直ちに内部取り込みとはいえませんが、手口移行や吸入などの契機になり得ます。
FORMULA
BqからSvへの係数は核種・経路・モデルに依存します。
単一指数での有効半減期は複雑な体内移行の全体を必ず表しません。
具体例で確認
教材用に、体内に核種が残っている人が外部線源のある部屋から退出した状況を考えます。
部屋から離れても体内核種からの被ばくは続き得ます。外部線源から距離を取ることと、体内核種の評価は別の管理です。
専門的にもう一歩
臓器の線量は核種、放出放射線、滞留時間と臓器間移行に依存します。体外計測や尿等のバイオアッセイを利用できますが、検出可能性と取り込み量への換算は核種・時刻・モデルに依存します。職業防護では預託実効線量等で評価し、患者の臓器吸収線量や治療目的の線量評価とは目的を分けます。
臨床・測定での確認点
- 吸入・摂取・傷口等の経路を確認します。
- 計測方法と取り込み後の経過時間を記録します。
- 疑う取り込みは施設の放射線管理手順へつなげます。
覚えるポイント
- 体内の核種が線源
- 取り込み経路と体内分布
- 内部モニタリングと預託線量
間違えやすい点
- 表面汚染と内部取り込みを同一視しない
- 個人線量計で内部量が直接測れるとしない
- 退出すれば内部照射が止まるとしない