RADIOLOGY GLOSSARY
外部被ばく(External Exposure)
IN ONE LINE
一言でいうと
体の外にある放射線源からの放射線を受ける被ばくです。放射性物質が体内に入ることを必要とせず、汚染とは異なります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
体の外にあるX線装置や放射線源から、放射線を受けることです。照射を受けたからといって、体に放射性物質が付いたとは限りません。
身近なイメージ
X線撮影時の職員は患者からの散乱線にも注意します。患者を診療上適切に撮影し、職員の滞在、位置と遮蔽を管理します。
そもそも外部被ばくとは?
被ばくと放射性物質による汚染を区別します。
時間・距離・遮蔽は代表的な外部被ばく低減手段です。
定義・しくみ
線源が体外にある照射です。X線撮影、密封線源、周囲の放射性物質等によって生じます。放射線が体を透過しても、それ自体が放射性物質の取り込みとはなりません。線源形状、散乱、遮蔽と放射線の透過性により、外部線量の分布は変わります。
CORE FORMULA
基本公式
一定の線量率なら積算線量 = 線量率 × 時間
FORMULA NOTES
公式の補足
線量率と時間の単位を揃えます。
逆二乗則は点線源近似等の条件を確認します。
具体例で確認
教材用に同じ測定量の線量率が一定の10 μSv/h、滞在時間が0.25 hとします。
H = 10×0.25 = 2.5 μSv
この条件で積算値は2.5 μSvです。空間の測定量を無条件に個人の実効線量へ置き換えません。
専門的にもう一歩
点線源・自由空間の条件では逆二乗則を利用できますが、広がった線源、散乱体や遮蔽のある環境では単純には成り立ちません。個人線量計のエネルギー・角度応答、着用位置と防護具を考慮して評価します。外部照射と内部取り込みが同時に起こる場合もあり、片方の測定だけで全被ばくを評価しません。
臨床・測定での確認点
- 放射線の種類と線源・散乱体の配置を把握します。
- 測定量、線量率と滞在時間を記録します。
- 個人線量計の指定された着用位置を守ります。
覚えるポイント
- 体外線源による照射
- 時間・距離・遮蔽
- 被ばくと汚染の違い
間違えやすい点
- 外部被ばくを必ず汚染としない
- 距離の法則を全状況へ適用しない
- 場所の線量計の値を常に個人実効線量としない