RADIOLOGY GLOSSARY
術中照射(Intraoperative Radiotherapy)
IN ONE LINE
一言でいうと
手術中に露出した標的や腫瘍床へ照射する治療です。正常組織の移動や遮蔽を利用でき、電子線・X線・小線源などの方式があります。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
手術で見える状態の治療対象へ直接照射します。周囲を避けやすい利点がありますが、手術と照射を一緒に安全管理する必要があります。
身近なイメージ
周囲の正常組織を照射経路から離せても、深さやアプリケータの接触条件で線量分布は変わります。術前画像だけで実際の術中の状態を代用しません。
そもそも術中照射とは?
手術中という実施時期・方法の分類です。
照射装置や放射線の種類は一つではありません。
定義・しくみ
外科手術の過程で標的組織や切除後の腫瘍床へ放射線を照射する方法です。露出した標的へアプリケータを合わせ、必要に応じ正常組織を移動・保護します。放射線の方式と深さ分布は装置ごとに異なり、術中照射という名称だけでは処方・適応は決まりません。
CORE FORMULA
基本公式
D=∫Ḋ(t)dt;一定出力模型ではD=Ḋt
FORMULA NOTES
公式の補足
出力は実際のアプリケータ条件で評価します。
一定率計算は装置校正や深さ分布を代替しません。
具体例で確認
教材用の装置確認で所定点の出力1 Gy/min、照射時間2 minを仮定します。
D=1×2=2 Gy
一定率模型では2 Gyです。術中治療の処方例ではなく、出力と時間の確認例です。
専門的にもう一歩
手術の進行と照射への移行、標的の深さ、アプリケータと遮蔽の配置を多職種で照合します。一回の照射でも出力校正、特殊条件の線量計算、装置QAと記録が必要です。患者を運ぶ方式や手術室内の専用装置では、麻酔管理とスタッフの放射線防護も考慮します。
臨床・測定での確認点
- 術中の標的と深さを確認します。
- アプリケータ・遮蔽を照合します。
- 手術と照射の役割・手順を共有します。
覚えるポイント
- 手術中の照射
- 正常組織の移動・保護
- 多職種の品質保証
間違えやすい点
- 電子線だけの治療としない
- 直接見えるので計測不要としない
- 照射量を他治療と無条件に置き換えない