RADIOLOGY GLOSSARY
ヨードマップ(Iodine material map)
IN ONE LINE
一言でいうと
スペクトルCTの物質分解で推定したヨード成分の空間分布を示す画像です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
造影剤のヨードがどこにどれくらいあるかを、計算で分けて示した地図です。
身近なイメージ
教材用のマップで領域Aが2 mg/mL、領域Bが1 mg/mLだった例です。 推定濃度比は2です。血流速度や悪性度が2倍と解釈しません。
そもそもヨードマップとは?
造影剤のヨードがどこにどれくらいあるかを、計算で分けて示した地図です。
物質分解。/造影剤成分の分布。/血流量との区別。
定義・しくみ
スペクトルCTの物質分解で推定したヨード成分の空間分布を示す画像です。造影剤の分布を可視化・定量化する用途がありますが、単一時点のヨード濃度をそのまま血流量と解釈することはできません。
FORMULA
ヨード密度とHUを無条件に置き換えません。
具体例で確認
教材用のマップで領域Aが2 mg/mL、領域Bが1 mg/mLだった例です。
濃度比 = = 2
推定濃度比は2です。血流速度や悪性度が2倍と解釈しません。
専門的にもう一歩
基底物質モデルと校正によってヨード密度を推定し、mg/mL等で表示する方式があります。血液量、到達時刻、循環状態、造影剤投与、部分容積効果の影響を受けます。病変の造影評価に役立ちますが、腫瘍特異的な物質を測る画像ではありません。濃度の比較には同じ撮影相と測定条件が必要です。
臨床・測定での確認点
- 単位とマップの種類を確認します。
- 撮影相と造影条件を記録します。
- 校正、ROIと部分容積の影響を評価します。
覚えるポイント
- 物質分解。
- 造影剤成分の分布。
- 血流量との区別。
間違えやすい点
- 色が付いた領域がすべて腫瘍ではありません。
- 投与・撮影条件を変えて数値だけを比較しません。
- 濃度0の推定がヨードの完全不在を保証しません。