RADIOLOGY GLOSSARY
同中性子体(Isotones)
IN ONE LINE
一言でいうと
中性子数Nが同じで原子番号Zが異なる核種の関係です。質量数Aは異なり、同位体や同重体とは条件が違います。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
中性子の数は同じでも、陽子の数が違う原子核同士です。陽子が増える分だけ核子の合計も変わります。
身近なイメージ
13C(A=13、Z=6)と14N(A=14、Z=7)は、いずれも中性子7個であり、同中性子体の関係です。
そもそも同中性子体とは?
共通なのはN=A−Zです。
同じNから、同じ元素・化学的性質・安定性とは判断しません。
定義・しくみ
異なる核種のうち中性子数Nが一致するものです。Zが異なるので元素は異なり、A=N+Zも異なります。核種表の比較ではAだけで判断せず、各核種の原子番号を用いてNを計算します。
CORE FORMULA
基本公式
同中性子体:N1=N2、Z1≠Z2;N=A−Z
FORMULA NOTES
公式の補足
A−Zの結果は核内の中性子数です。
電子数や正味電荷を引く式ではありません。
具体例で確認
13Cと14Nについて中性子数を計算する教材用例です。
13−6=7;14−7=7
Nは7で一致します。AもZも一致しないため、同重体でも同位体でもありません。
専門的にもう一歩
中性子数は核殻構造を考える重要な変数ですが、核の性質は陽子数、励起状態、核子の組合せにも依存します。核種図でN一定の系列を比較しても、半減期や壊変形式を同一とみなせません。イオン化で電子数が変わってもNは変わらず、原子の電子殻と核子の数を分けて扱います。
臨床・測定での確認点
- Nを算出するとき元素のZを確認します。
- 原子の電荷状態をNへ反映させません。
- 核種図の縦横の定義を確認します。
覚えるポイント
- Nが共通
- N=A−Z
- A一定・Z一定との区別
間違えやすい点
- 同位体を同中性子体としない
- イオン化でNが変わるとしない
- 中性子数だけで安定性を確定しない