RADIOLOGY GLOSSARY

ラプラシアンフィルタ(Laplacian filter)

IN ONE LINE

一言でいうと

画像の二階空間微分に相当する演算を使い、急な濃度変化や境界を強調・抽出するフィルタです。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

明るさの曲がり方を計算し、輪郭の周辺を強く反応させる処理です。

身近なイメージ

等間隔画素で中央100、上下左右が全て90の4近傍例です。 この符号規約では−40です。反転カーネルなら符号も反転するため処理の定義を明示します。

そもそもラプラシアンフィルタとは?

明るさの曲がり方を計算し、輪郭の周辺を強く反応させる処理です。

二階微分。/カーネルの総和は基本形で0。/ノイズにも高感度。

定義・しくみ

画像の二階空間微分に相当する演算を使い、急な濃度変化や境界を強調・抽出するフィルタです。離散画像では近傍カーネルで近似し、符号や近傍の選択によって出力の意味が変わります。

FORMULA

例は画素間隔を1とした離散近似です。

物理座標の微分では各方向の画素間隔の二乗で除します。

具体例で確認

等間隔画素で中央100、上下左右が全て90の4近傍例です。

∇²f ≈ 90+90+90+90−4×100 = −40

この符号規約では−40です。反転カーネルなら符号も反転するため処理の定義を明示します。

専門的にもう一歩

二次元のLaplacianは∇²f=∂²f/∂x²+∂²f/∂y²です。4近傍の一例は上下左右の和から中央画素値の4倍を引きます。高周波ノイズにも強く反応するため、平滑化と組み合わせることがあります。微分画像を表示するだけの場合と、原画像に加減して鮮鋭化する場合を区別します。

臨床・測定での確認点

  • カーネルと符号規約を確認します。
  • ノイズ増幅と境界の偽像を確認します。
  • 画素間隔の異なる画像で微分尺度をそろえます。

覚えるポイント

  • 二階微分。
  • カーネルの総和は基本形で0。
  • ノイズにも高感度。

間違えやすい点

  • 微分画像をそのまま組織の濃度と解釈しません。
  • 一次微分フィルタと混同しません。
  • 8近傍と4近傍で係数を混ぜません。