RADIOLOGY GLOSSARY

質量エネルギー転移係数(Mass Energy Transfer Coefficient)

IN ONE LINE

一言でいうと

光子のエネルギーが二次荷電粒子の運動エネルギーへ移る割合を記述する、質量で規格化した係数です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

光が電子などへどれだけエネルギーを渡すかを示す係数です。光が減る割合とは同じではありません。

身近なイメージ

教材用にΨ=10 J/m²、μtr/ρ=0.002 m²/kgとします。 カーマは0.02 Gyです。患者の吸収線量をこの式だけで求めたわけではありません。

そもそも質量エネルギー転移係数とは?

光が電子などへどれだけエネルギーを渡すかを示す係数です。光が減る割合とは同じではありません。

m²/kg/K=Ψμtr/ρ/吸収係数との区別

定義・しくみ

光子のエネルギーが二次荷電粒子の運動エネルギーへ移る割合を記述する、質量で規格化した係数です。SI単位はm²/kgで、質量減弱係数や質量エネルギー吸収係数とは区別します。

FORMULA

例は単色光子です。

Ψと係数の面積単位を合わせます。

具体例で確認

教材用にΨ=10 J/m²、μtr/ρ=0.002 m²/kgとします。

K=10×0.002=0.02 =0.02 Gy

カーマは0.02 Gyです。患者の吸収線量をこの式だけで求めたわけではありません。

専門的にもう一歩

単色光子のカーマはΨ(μtr/ρ)で与えられます。散乱後の光子が持ち去るエネルギーなどは転移に含めません。二次荷電粒子の放射損失も除いた係数がμen/ρです。スペクトルでは各エネルギーの寄与を積分します。

臨床・測定での確認点

  • 材料を指定します。
  • 光子エネルギーを合わせます。
  • 単位系を統一します。

覚えるポイント

  • m²/kg
  • K=Ψμtr/ρ
  • 吸収係数との区別

間違えやすい点

  • 減弱と転移を同一にしない
  • μenと混ぜない
  • カーマを常にDとしない