RADIOLOGY GLOSSARY
平均乳腺線量(Mean glandular dose)
IN ONE LINE
一言でいうと
乳房の腺組織に吸収される線量をその腺組織で平均した量で、乳房X線撮影の被ばく評価に用います。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
乳房全体の表面ではなく、腺組織が受ける平均線量を評価する量です。
身近なイメージ
教材上Ki=8 mGy、同一係数体系でg=0.15、c=1.1、s=1とします。 推定値は1.32 mGyです。係数は架空の値で、患者や装置の合否基準を示しません。
そもそも平均乳腺線量とは?
乳房全体の表面ではなく、腺組織が受ける平均線量を評価する量です。
腺組織の平均吸収線量。/入射カーマと換算係数。/皮膚線量・検査総量との区別。
定義・しくみ
乳房の腺組織に吸収される線量をその腺組織で平均した量で、乳房X線撮影の被ばく評価に用います。入射空気カーマや皮膚線量とは異なり、通常はモデルと換算係数から推定します。
FORMULA
g・c・sは採用方式に対応する無次元係数です。
単位はGyであり、実効線量Svではありません。
具体例で確認
教材上Ki=8 mGy、同一係数体系でg=0.15、c=1.1、s=1とします。
DG=Ki g c s=8×0.15×1.1×1=1.32 mGy
推定値は1.32 mGyです。係数は架空の値で、患者や装置の合否基準を示しません。
専門的にもう一歩
一般的な評価では後方散乱を含まない入射空気カーマに、厚さ・線質・腺割合・標的フィルタに対応する係数を掛けます。係数体系には複数の方法があり、同じ条件の表と式を使います。一枚の線量と検査全体の合計を区別し、モデル推定値を個人の全腺組織の直接実測値とは呼びません。
臨床・測定での確認点
- 圧迫厚・線質・係数体系を示します。
- 後方散乱の有無を確認します。
- 追加撮影を含む検査単位の評価も行います。
覚えるポイント
- 腺組織の平均吸収線量。
- 入射カーマと換算係数。
- 皮膚線量・検査総量との区別。
間違えやすい点
- 入射空気カーマそのものではありません。
- 皮膚の最大線量と同じ量ではありません。
- 他方式の係数を混ぜません。