RADIOLOGY GLOSSARY
マンモグラフィ(Mammography)
IN ONE LINE
一言でいうと
乳房を圧迫し、軟部組織の差や微細石灰化を描出するための線質と高い画質を用いて撮影する乳房専用X線検査です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
乳房を薄く均一にしてX線で撮影する検査です。乳房の組織や小さな石灰化が見えるよう、専用の装置と条件を使います。
身近なイメージ
標準的な二方向撮影ではCC方向とMLO方向を用い、乳房組織が十分に含まれるか、動きや重なりが妨げになっていないかを確認します。
そもそもマンモグラフィとは?
圧迫は厚さ、散乱、動き、組織の重なりを減らす役割があります。
検診目的と症状などに対する診断目的では、撮影の組立てや追加画像の役割が異なります。
定義・しくみ
乳房に適したX線スペクトル、撮影幾何学、画像受像器を用いて乳房内構造を描く検査です。標的・フィルタの組合せと撮影条件は乳房厚や装置方式に合わせて選び、画質と平均乳腺線量の両面で評価します。
FORMULA
乳房の線量評価では平均乳腺線量が重要です。
圧迫厚だけから平均乳腺線量を一意に計算しません。
具体例で確認
同じ乳房を、圧迫不足で厚い状態と、適切に圧迫して薄くした状態で比べる概念例です。
適切な圧迫は散乱や動きを抑え、必要な線量を減らしやすくします。圧迫力を増やすほど常に良いという意味ではありません。
専門的にもう一歩
乳房の脂肪と腺組織の減弱差は小さいため、線質とノイズ、分解能を合わせて考えます。デジタル方式では表示の明るさから撮影線量を直接判断できず、曝射条件と線量評価が必要です。圧迫は厚さを減らすだけでなく動きの固定や焦点受像器間の幾何学にも関係します。
臨床・測定での確認点
- ポジショニングで組織が欠けると装置画質が良くても情報が不足します。
- 乳房厚と圧迫状態に合わせてAECを使用します。
- 画像の明るさだけで適正線量を評価しません。
覚えるポイント
- 圧迫の複数の目的
- 乳房に適した線質
- 画質と平均乳腺線量の両立
間違えやすい点
- 圧迫は動き防止だけとしない
- 表示が明るければ低線量としない
- 乳房厚が違っても同じ条件が最適としない