RADIOLOGY GLOSSARY
鏡面像アーチファクト(Mirror-image Artifact)
IN ONE LINE
一言でいうと
強い鏡面反射境界を経由する多重経路のエコーが、実在する構造の虚像として境界の反対側などへ表示される現象です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
音が強い境界で回り道をして戻ると、装置は遠くから戻ったと考え、同じ物の偽の像を作ります。
身近なイメージ
教材用に直接経路より往復が20 μs長いとします。 直線仮定では15.4 mm深く配置されます。実際の虚像位置は多重経路の幾何学にも依存します。
そもそも鏡面像アーチファクトとは?
音が強い境界で回り道をして戻ると、装置は遠くから戻ったと考え、同じ物の偽の像を作ります。
多重経路/虚像/強い反射境界
定義・しくみ
強い鏡面反射境界を経由する多重経路のエコーが、実在する構造の虚像として境界の反対側などへ表示される現象です。横隔膜付近などで見られ、単なる鏡面反射とは区別します。
FORMULA
時間差からの見かけ距離です。
全経路の再現式ではありません。
具体例で確認
教材用に直接経路より往復が20 μs長いとします。
見かけの追加深さ=1540×20×=15.4 mm
直線仮定では15.4 mm深く配置されます。実際の虚像位置は多重経路の幾何学にも依存します。
専門的にもう一歩
装置は往復時間を直線距離へ換算するため、余分な経路が虚像の位置へ反映されます。境界角度、探触子位置、呼吸で像が変わることがあります。対称に見えても、すべての二重像を鏡面像と決めず他の原因を評価します。
臨床・測定での確認点
- 境界と実像を探します。
- 探触子位置を変えます。
- 複数断面で確認します。
覚えるポイント
- 多重経路
- 虚像
- 強い反射境界
間違えやすい点
- 鏡面反射全体と同義にしない
- 虚像を実病変と断定しない
- 二重像の原因を一つにしない