RADIOLOGY GLOSSARY

MRIの飛来事故(MRI projectile incident)

IN ONE LINE

一言でいうと

MRIの強い静磁場が強磁性の物品等を引き寄せ、装置へ飛来・吸着させて人や機器に損傷を起こす事故です。

BEGINNER GUIDE

はじめて学ぶ方へ

磁石に強く引かれる物がMRIへ飛んでいく事故で、撮影の合間にも注意が必要です。

身近なイメージ

撮像が終わった直後に、未確認の酸素ボンベを検査室へ持ち込もうとする仮想例です。 静磁場の危険は残ります。物品確認と施設の緊急対応手順に従い、安易な持ち込みを防ぎます。

そもそもMRIの飛来事故とは?

磁石に強く引かれる物がMRIへ飛んでいく事故で、撮影の合間にも注意が必要です。

静磁場による吸引。/物品・入室管理。/撮像停止と磁場の区別。

定義・しくみ

MRIの強い静磁場が強磁性の物品等を引き寄せ、装置へ飛来・吸着させて人や機器に損傷を起こす事故です。撮像中の傾斜磁場やRFによる別の危険とは区別し、入室する人と物品の管理で予防します。

FORMULA

静磁場と時間変化する磁場を区別します。

磁場強度だけで物品の安全性を断定しません。

具体例で確認

撮像が終わった直後に、未確認の酸素ボンベを検査室へ持ち込もうとする仮想例です。

静磁場の危険は残ります。物品確認と施設の緊急対応手順に従い、安易な持ち込みを防ぎます。

専門的にもう一歩

磁場強度と空間勾配、物品の磁性・形状等が作用に関係します。通常の超伝導MRIでは撮像を止めても静磁場が残るため、電源スイッチや撮像停止を安全確認の代わりにしません。酸素ボンベ、車椅子、救急器材等は確認済みのMR分類と使用条件に従い、緊急時にも未確認器材を持ち込まない手順を整えます。

臨床・測定での確認点

  • 人と持込み物品を入室前に確認します。
  • MR分類の表示と条件を照合します。
  • 救急時の移動・器材管理を事前に訓練します。

覚えるポイント

  • 静磁場による吸引。
  • 物品・入室管理。
  • 撮像停止と磁場の区別。

間違えやすい点

  • 撮影が停止していれば磁場もゼロとは限りません。
  • 非磁性と推測するだけで持ち込みません。
  • 金属以外なら全物品がMR Safeと断定しません。