RADIOLOGY GLOSSARY
陰性的中率(Negative predictive value)
IN ONE LINE
一言でいうと
検査で陰性となった人のうち、参照基準により対象疾患や状態がないと確認された人の割合です。
BEGINNER GUIDE
はじめて学ぶ方へ
陰性と判定された人の中で、実際に病気がない人がどれくらいかを示します。
身近なイメージ
陰性190人の内訳が真陰性180人、偽陰性10人だった教材例です。 陰性者の約94.7%が疾患なしです。疾患なし群だけを分母にした特異度とは異なります。
そもそも陰性的中率とは?
陰性と判定された人の中で、実際に病気がない人がどれくらいかを示します。
TN/(TN+FN)。/偽陰性が分母に含まれる。/有病割合と陰性の解釈。
定義・しくみ
検査で陰性となった人のうち、参照基準により対象疾患や状態がないと確認された人の割合です。陰性結果をどう解釈するかに関わりますが、対象集団の有病割合や検査性能によって変化します。
FORMULA
分母は陰性者全体です。
分母が0ならNPVは定義できません。
具体例で確認
陰性190人の内訳が真陰性180人、偽陰性10人だった教材例です。
NPV = ≈ 0.947 = 94.7%
陰性者の約94.7%が疾患なしです。疾患なし群だけを分母にした特異度とは異なります。
専門的にもう一歩
NPV=TN/(TN+FN)です。偽陰性が少なく、有病割合が低い状況では高くなりやすい一方、陰性結果だけで疾患を完全に否定できるとは限りません。参照基準の検証を陰性者では省略する研究は検証バイアスを生み得ます。症状、受検前の可能性、検査時期を含めて臨床的に判断します。
臨床・測定での確認点
- 陰性者も適切な参照基準で確認します。
- 対象集団と検査時期を記録します。
- 症状が続く場合の評価を数値だけで省略しません。
覚えるポイント
- TN/(TN+FN)。
- 偽陰性が分母に含まれる。
- 有病割合と陰性の解釈。
間違えやすい点
- 陰性が病気なしを保証する指標ではありません。
- 特異度と同じ式ではありません。
- 別集団のNPVを無条件に引用しません。